2023年6月3日、4日(現地時間)にチェコ・プラハにて「IFSC ボルダーワールドカップ プラハ」が開催された。3日に行われた男子決勝では韓国のイ・ドヒョン、4日の女子決勝ではフランスのオリアーヌ・ベルトンが優勝し、日本勢は野中生萌、緒方…

2023年6月3日、4日(現地時間)にチェコ・プラハにて「IFSC ボルダーワールドカップ プラハ」が開催された。3日に行われた男子決勝では韓国のイ・ドヒョン、4日の女子決勝ではフランスのオリアーヌ・ベルトンが優勝し、日本勢は野中生萌、緒方良行の4位が最高順位だった。


イ・ドヒョン / © Jan Virt/IFSC.

男子で優勝した韓国のイ・ドヒョンは全課題を完登(うち3課題を一撃)する圧巻のパフォーマンスで優勝をつかみ取った。2位となったチェコのアダム・オンドラも4つの完投で実力を発揮するも、イ・ドヒョンには追い付けずに自国開催で優勝とはならなかった。また3位にはボルダーW杯第1戦、第2戦で連続優勝しているメジディ・シャールック(フランス)が入り、年間ランキングでは楢崎を抜いて首位に立った。

日本人で唯一の決勝進出となった緒方良行は3つの完登を記録するも、表彰台にはあと一歩届かなかった。


オリアーヌ・ベルトン / ©Jan Virt/IFSC.

女子では日本から野中生萌、伊藤ふたばの2名が決勝に進出。また絶対女王のヤンヤ・ガンブレット(スロベニア)も今シーズンのボルダーW杯初出場で決勝に進出した。

優勝したオリアーヌ・ベルトンは第1、第2、第3課題を連続で完登して他の選手を突き放す。2位となったヤンヤ・ガンブレットも最終課題を一撃で決定力を見せつけるも首位には追い付けず、オリアーヌ・ベルトンがW杯初優勝を決めた。最終的に野中は4位、伊藤は6位の結果となった。


4位となった野中生萌 / ©Jan Virt/IFSC.

次回は6月9日~11日(現地時間)に、イタリア・ブリクセンにてボルダー第5戦目が行われる。

日本人選手 結果

男子
4位 緒方良行(B-PUMP)
7位 安楽宙斗(千葉県立八千代高等学校)
10位 楢崎智亜(無所属)
11位 通谷律(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)
17位 藤井快(無所属)
29位 佐野大輝(Dボル・大器グループ)
29位 百合草碧皇(早稲田大学)
35位 楢崎明智(日新火災)

女子
4位 野中生萌(無所属)
6位 伊藤ふたば(デンソー岩手)
16位 青栁未愛(日本大学)
17位 倉菜々子(新東工業)
25位 関川愛音(八戸学院光星高等学校)
49位 中川瑠(日本大学)

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