「ザ・メモリアルトーナメント」のコースセッティングはツアー屈指の難しさ。そのため、選手たちがアイアンを変更するには理想的とは言い難いように思える。しかし、タイトリストの2023年新モデル「T100」、「T150」、「T200」、「T300…
「ザ・メモリアルトーナメント」のコースセッティングはツアー屈指の難しさ。そのため、選手たちがアイアンを変更するには理想的とは言い難いように思える。しかし、タイトリストの2023年新モデル「T100」、「T150」、「T200」、「T300」、そして「U-505」についてはそうとも言い切れないようだ。
開催週の初め、ミュアフィールドビレッジのドライビングレンジでは、多くの選手が新モデルをテストし、最終的に13人の選手が少なくとも1本以上の新しい「Tシリーズ」アイアンを実戦に投入。そのうち6人はセット全体を新しいアイアンに変更した。
以下は、変更した選手と乗り換えたアイアンのリストである。
・ヘイデン・バックリー: T100(4番~PW)
・ラント・グリフィン: T100(4~9番)
・ニック・ハーディ: T100(4番)
・ブライアン・ハーマン: T200(3、5番)
・リー・ホッジス: T100(4~6番)
・ボウ・ホスラー: T200(5番)
・キム・ソンヒョン: T200(3番)、T-100(4番~PW)
・ピーター・マルナチ: T200(4番)、T-100(4~9番)
・トロイ・メリット: T200(2、4、5番)
・アルドリッチ・ポットギーター: T200(3番)
・スコット・ストーリングス: T200(4番)、T100(5番~PW)
・ベン・テイラー: T100(4~9番)
・キャメロン・ヤング: T100(4、5番)
セットを丸ごと新しいT100アイアンに乗り換えたテイラーは、パフォーマンスは前のセットとほぼ変わらないものの、わずかに異なる見た目と打感をエンジョイしていると述べた。
テイラーはGolfWRX.comに対し、「このクラブで僕の感じた一つの違いは、打音が少し異なるところ。音が少し高めで、硬い感じがする。ただ、ヘッドに関しては、どの番手も引き続きクラシックな見た目となっている。これは最高だね。すぐにバッグへ入れたよ。以前使っていた古いT100アイアンとかなり似ているけれど、“Titleist”のロゴが古式ゆかしい感じに戻った。小さめで下の方にあるのではなく、中央に配されている。こっちの方が好みだ。僕は見せびらかすのが好きなんでね。外見で最も気に入った部分は、よりクラシックな見た目になった点かな。これはかなり良いと思う」と述べた。
2023年モデルの「T100 ブラックアイアン」のセットを実戦投入したグリフィンは、テイラーほど詳細に語らなかったが、称賛の度合いは変わらない。「何一つ悪い部分はないね。確実に、前のバージョンより劣っていることはない」と述べている。
残念ながら、タイトリストはまだこの新シリーズに関する情報、価格などを明らかにしておらず、一般ユーザーは同社の発表を待つしかない。とはいえ、GolfWRX.comは、今週ツアープレーヤー向けにリリースされた、クローム仕上げとブラック仕上げの2種類となっている新しいアイアンの撮影に成功した。
各モデルのサンプル写真は、以下の画像を参照のこと。また、フォトギャラリーの完全版はGolfWRX.comにて。
タイトリスト 2023 T100アイアン
タイトリスト 2023 T150アイアン
タイトリスト 2023 T200アイアン
タイトリスト 2023 U505ドライビングアイアン
(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)