東京でサンウルブズが歴史的初勝利を遂げた数時間後、ニュージーランドのウェリントンではワールドカップ日本代表主将のリーチ マイケルが燃えた。 スーパーラグビーで3年ぶりの王座奪還をめざすチーフスのキーマンのひとりであるリーチは、23日のハリ…

 東京でサンウルブズが歴史的初勝利を遂げた数時間後、ニュージーランドのウェリントンではワールドカップ日本代表主将のリーチ マイケルが燃えた。
 スーパーラグビーで3年ぶりの王座奪還をめざすチーフスのキーマンのひとりであるリーチは、23日のハリケーンズ戦にNO8で先発し、後半4分に今季2つ目のトライを挙げるなどして、28-27の勝利に貢献した。
 チーフスはこれで6連勝。7勝1敗(勝点33)となり、ニュージーランド・カンファレンスだけでなく総合順位(18チーム中)でも首位をキープしている。
 チームメイトのPR山下裕史はこの試合のメンバーには入っていなかった。

 リーチはこの日もフル出場で体を張り続け、ハードタックルを連発し、相手のラインアウト後にキックをチャージしたシーンもあった。そして1点ビハインドの後半4分、自らの力強いランもあってチームはゴール中央に迫り、SHブラッド・ウェバーからパスをもらってインゴールに突っ込み、自身にとってスーパーラグビー通算5トライ目を獲得して逆転。
 わずか1点リードで迎えた後半34分には、自陣深くでのスクラムでプレッシャーをかけられながらもリーチが落ち着いたボールキャリーでピンチをしのぎ、アウェイでの接戦勝利に貢献した。

 ちなみに、アフリカ1カンファレンスに入るサンウルブズは、今季レギュラーシーズンは、五郎丸歩とツイ ヘンドリックを擁するオーストラリアのレッズとは対戦するものの、チーフス、ハイランダーズ(田中史朗が所属)、ブルーズ(マレ サウが所属)などニュージーランド勢とは対戦しない。