■ソウルラッシュ
【中間調整】昨年の安田記念は前が塞がって13着、昨年秋のマイルCSは外々を回らされ0秒3差4着。悲願のGI獲りを念頭に、今年はじっくり休ませたのちにマイラーズCで1回使い、そこから安田記念に向かうというローテを陣営は選択してきた。5カ月ぶりの復帰戦だった前走・マイラーズCは乗り込み本数こそ十分ながら、やはりどこか“次”を見据えた仕上げだったようで、馬体重プラス8キロという発表以上に太く見せたし、そのあたりの影響で最後のひと切れを欠いたのかもしれない(0秒1差3着)。
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その後は予定通り在厩で調整。丹念なケアを経て5月11日に坂路15-15の初時計を出している。2週前のCW併せ馬では松山騎手を背に余力を十分残し3F36秒7-1F11秒2(強め)と軽快な切れを披露。1週前追いにも松山騎手が騎乗し、CW3頭併せで手応え最優勢で最先着を絶好の動きを見せていた。
【最終追い切り】肉体面、心肺機能などの部分はここまでで十分鍛錬が進んでおり、当週は坂路で馬なり調整。パートナーの3歳未勝利に合わせるように併走し、促されたラストでスッと加速しアタマほど抜け出しての先着を果たしている。道中でグッと闘志を内に秘め、最後に弾けたあたり精神面でかなりいい状態にありそう。
【見解】昨年秋から5カ月間の休養を挟んだことで心身ともに大きく成長したようだ。もともと稽古駆けするタイプだったが、この中間はさらにパワーアップ。以前と比べるとより少ない負荷で速い時計を出せるようになっている。調整過程も昨年は準オープン勝ちからのマイラーズC勝ちと来て、ある意味望外の安田記念挑戦だったのが、今年は安田記念をあらかじめ目標に絞り段階を踏んで状態を上げることができているのもいい。昨年の悔しさを晴らす可能性は十分だ。
総合評価「A」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。
■安田記念2023 調教動画(ソウルラッシュ)



















