7月2日にWBO世界ウェルター級タイトルマッチが行われ、王者のマニー・パッキャオが挑戦者のジェフ・ホーンに0-3で判定負けした。勝敗やパッキャオの進退をめぐって様々な声が出ている。

ホーンの地元オーストラリアで行われたタイトルマッチ。パッキャオには全盛期の踏み込みの鋭さや爆発力がなく、第9ラウンドにつかんだ勝機も生かしきれない。逆に大振りのパンチを繰り返し打ち疲れたところに逆襲を受けた。第1ラウンドから試合終了のゴングが鳴るまで片時も休まず相手を追い詰め続けた、かつての姿はなかった。

米国のメディアや解説を担当する元王者からはパッキャオの勝利と不当判定を訴える声も出ているが、パッキャオ自身は「ジャッジのスコアを尊重したい」と話すにとどめている。

今回の契約ではパッキャオ側に再戦の権利がある。しかし、38歳の元王者が再びホーンとリングで相見えることはないかもしれない。トレーナーのフレディ・ローチは試合後、パッキャオと引退について「じっくり話し合う」と明かした。

「議員とファイターの両立はおそらく難しいからね。このトレーニングキャンプでは十分な時間がなかった。キャンプの入りはいまいちでスパーリングはひどかった」

やるべきことがひとつになってからは楽になったとローチ。「ボクサーであるということは大変なんだよ」と国会議員との二足のわらじに限界を感じていた。