今週は東京競馬場で安田記念(芝1600m)が行われる。GI馬10頭が参戦と例年稀に見る豪華メンバーが集まった今年。ハイレベルの混戦、いう言葉がしっくりくるような印象にあり、波乱決着も頭に入れておきたいところだ。
過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに出走馬を分析していく。ここでは「穴馬データ」としてイルーシヴパンサーを取り上げる。
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■ハイペースで真価を発揮する馬
昨年のこのレースで1人気に支持された馬。当時は8着に敗れており、前走GIIで馬券外の内容から厳しい印象は否めないが、まだ見限るには早いとのデータを発見した。
・1000m通過58秒0以下の成績【3.0.0.0】
昨年は1000m通過58秒7と異例のスロー。2017~2021年は1000m通過58秒0以下と基本的にはハイペース傾向にあり、逃げ馬のジャックドールとウインカーネリアンが参戦するメンバー構成もこの馬に味方しそうだ。
前走中山記念を改めて振り返ると、直線半ばで進路が完全に塞がる不利があった。馬番11番のほうが競馬はしやすいだろうし、前述のとおり今年はハイペース濃厚で馬群がバラけることが予想される。人気薄濃厚だが穴妙味は十分と言えるだろう。
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著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家 競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。



















