テニスの4大大会であるグランドスラムで唯一グラスコートを舞台とする「ウィンブルドン」(本戦7月3日~16日)が、イギリス・ロンドンで開催される。[Draw]ウィンブルドン 男子シングルス[D…

 テニスの4大大会であるグランドスラムで唯一グラスコートを舞台とする「ウィンブルドン」(本戦7月3日~16日)が、イギリス・ロンドンで開催される。[Draw]ウィンブルドン 男子シングルス[Draw]ウィンブルドン 女子シングルス

 男子シングルスでは、全豪オープンで故障からの復活優勝を果たし、クレーコートのシーズンを休養に当てたロジャー・フェデラー(スイス)が出場。第3シードから5年ぶりの戴冠ならびに史上最多8度目の芝の王者を目指す。また、第1シードのアンディ・マレー(イギリス)には大会連覇が、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)には2年ぶり4度目の大会制覇がそれぞれ懸かる。全仏オープンで前人未到の10度目の大会制覇に輝いたラファエル・ナダル(スペイン)も、第4シードからグランドスラム連勝ならびに6年ぶり3度目の優勝を目指す。

 そして、この"ビッグ4"を脅かす存在である第5シードのスタン・ワウリンカ(スイス)は、今大会を制覇すれば生涯グランドスラムを達成する。なお、優勝争いの中心となるこれら5選手が順当に勝ち進むと、まずはアンディ・マレーとスタン・ワウリンカが準々決勝で対戦する。

 日本勢では、第9シードの錦織圭(日本/日清食品)が、4回戦で第7シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と、準々決勝でラファエル・ナダルと対戦するブロックに入った。また、前哨戦の1つであるトルコ・アンタルヤの大会でATPツアー初優勝を果たした杉田祐一(日本/三菱電機)は、ブライダン・クレイン(オーストラリア)との1回戦でグランドスラム初勝利を、全仏オープンに続く2回戦進出が期待されるダニエル太郎(日本/エイブル)は、ミハイル・ククシュキン(カザフスタン)との1回戦でウィンブルドン初勝利をそれぞれ目指す。

 女子シングルスは、大会2連覇中のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が欠場するため大本命が不在。昨年の準優勝のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)は、全仏オープンでは1回戦負けを喫したが、今大会では第1シードとして初優勝を目指す。

 一方、その全仏オープンをノーシードで制したエレナ・オスタペンコ(ラトビア)は第13シードからグランドスラム連勝に挑む。また、同大会準優勝のシモナ・ハレプ(ルーマニア)は第2シードから、ベスト4のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)は第3シードから、いずれも初優勝を狙う。

 日本勢は、土居美咲(日本/ミキハウス)、大坂なおみ(日本/日清食品)、尾﨑里紗(日本/江崎グリコ)、日比野菜緒(日本/LuLuLun)、奈良くるみ(日本/安藤証券)の5選手が出場する。

 なお、大会初日の3日は、男子シングルスでは、アンディ・マレー、ラファエル・ナダル、スタン・ワウリンカ、マリン・チリッチ、錦織圭らが登場。女子シングルスでは、シモナ・ハレプ、エレナ・オスタペンコ、ビーナス・ウイリアムズ、大坂なおみ、日比野菜緒、奈良くるみらが初戦に臨む。

尚、本サイトではウィンブルドンの試合を厳選して、連日テキスト速報でお送りします。是非お楽しみください。

■7/3の速報対象試合(予定)※変更になる可能性がございます。予めご了承ください。

<女子シングルス1回戦>

19:30:日比野菜緒(日本/LuLuLun)VS.マディソン・キーズ(アメリカ)[17]

21:30頃:サラ・ソリベス トルモ(スペイン)VS.大坂なおみ(日本/日清食品)

<男子シングルス1回戦>

21:00:アンディ・マレー(イギリス)[1]VS.アレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)

21:30頃:錦織圭(日本/日清食品)[9]VS.マルコ・チェッキナート(イタリア)(テニスデイリー/ナノ・アソシエーション)

 ※写真は2016年「ウィンブルドン」3回戦を勝ち上がった錦織圭