5月27日に行われたJ1第15節で、首位を走るヴィッセル神戸はホームに10位FC東京を迎えた。神戸は前半に3点を奪うが…

 5月27日に行われたJ1第15節で、首位を走るヴィッセル神戸はホームに10位FC東京を迎えた。神戸は前半に3点を奪うが、後半に2本のPKを献上して1点差に迫られる。それでも同点は許さず逃げ切って勝利を得ている。

 この試合でもゴールを決めて注目を集めた大迫勇也だが、チームの3点目を演出したスルーパスも話題になっている。それは2-0でリードする前半44分、高く打ち上がげられたボールをセンターサークル付近でMF齊藤末月が相手MF小泉慶と競り合った場面から始まる。

 齊藤は落下してきたところを右足に当てて、左サイドのMF佐々木大樹へ浮かして預ける。受けた佐々木はヘディングで後方のDF本多勇喜へバックパスを試みるが、味方の手前でボールが落ちてしまう。それを小泉に拾われるが、本多が体を寄せてスライディングでマイボールにしてピッチ中央付近にいた大迫へパス。

 ボールを持った背番号10は前を向くと、相手DF裏のスペースへグラウンダーで速いボールを送り込む。スルーパスを託されたFW武藤嘉紀はペナルティエリア内でボールに追いつき、ゴール右のコースへ流し込んだのだ。点を決めるイメージが強い元日本代表FWだが、1本でゴールを演出するパスも披露した。 

■「大迫のパスえぐすぎ」

 大迫のスルーパスには以下のようなコメントが寄せられている。

「大迫のパスえぐすぎ」
「極上のパス」
「そらイニエスタ出れんわな」
「さすがドイツでトップ下をやっていた男」
「パスもうめぇ~な。すげえ半端ねえわ。」

 また、中には「本ちゃんの守備完璧すぎてにやけとまらんかったわ」「本多選手やっぱり最高だよ!!」と、チャンスにつながった背番号15のプレーを称賛するコメントも見られた。

 大迫はこの試合を終えて今シーズン11ゴール4アシストと好調だ。このまま得点を重ねて、2013年の鹿島アントラーズ時代に記録した19得点を超えられるだろうか。

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