5月20日に行われたJ1リーグ第14節、ガンバ大阪と横浜FMの試合は0-2でアウェイに乗り込んだマリノスが勝利を納めた…

 5月20日に行われたJ1リーグ第14節、ガンバ大阪と横浜FMの試合は0-2でアウェイに乗り込んだマリノスが勝利を納めた。この試合はDF永戸勝也のFKが話題になったが、喜田拓也のプレーにも注目が集まっている。

 そのプレーは前半32分からのシーンだった。相手陣内左サイドで永戸からのスローインを受けた喜田は、首を振りながらボールの出しどころを探す。じわじわとプレッシャーをかける相手を見て、キャプテンは左サイドライン上の背番号2を選択。

 永戸のトラップはやや大きくなり、ガンバの選手が詰め寄る。それでもマリノスの左SBは、後方でフォローに入っていた喜田へ落ち着いてボールを戻した。ところが、連続したプレスが今度はキャプテンにも迫る。

 しかし、背番号8は引いた右足を前へ出すと同時にボールを浮かせてトラップ、走り込んできた相手をワンタッチで剥がした。バックスピンがかかっていたボールは再び喜田の足元へ収まり、ピッチ中央へ渡った。

 別メニューでの調整が続き、3試合ぶりのスタメンとなったマリノスのキャプテンだが、それを感じさせない技術の高さを魅せつけた。

■「うちにもイニエスタは居たんですね」

 喜田のプレーには以下のようなコメントが寄せられている。

「うちにもイニエスタは居たんですね」
「これ現地で見てて思わず声出たシーンだ!」
「喜田さん、もはやトラップ技術で確実に剥がせるレベルになってるんよね」
「確かに上手かったキー坊」
「かつては守備専で奪ったらすぐ俊輔にボール預けるように指示受けてたような選手なのに…素晴らしい」

”キー坊”の愛称で親しまれるマリノスの生え抜きキャプテンは、今年29歳になる。リーグ戦で200試合以上に出場しているMFは今もなお、成長途中だ。

 頼もしい選手がスタメン復帰したチームは2連覇へ向けて、首位を追撃する。

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