■ファントムシーフ
【中間調整】例年同様今年もハイレベルなメンバー構成だった共同通信杯を快勝。ゆえに前走の皐月賞では1番人気に支持されたが、勝ち馬に0秒5差の3着までだった。ただし向こう正面で落鉄があり、跳びの大きな馬にとって当時の緩い中山馬場もキツかったはず。情状酌量の余地がある敗戦だった。
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その後はダービー進出に向けてチャンピオンヒルズへ短期放牧に出され、4月26日に栗東へ帰厩。じっくりとケアを施され5月4日にCWで5F68秒8(馬なり)と上々の初時計をマークした。2週前追いから新コンビを組む武豊騎手とのコンタクトを開始。1週前追いとなる17日のCW併せ馬にも同騎手が騎乗し、豪快に伸びて古馬オープン2頭を置き去りにした。
【最終追い切り】レース当週は武豊騎手との意思疎通を深めることに主眼を置いたような軽めの内容に留まる。CWで序盤はしっかり折り合って進み、直線で古馬オープン・ソリタリオに取り付くと、これをアオるようにして最後はクビほど抜け出して先着を果たした。
【見解】皐月賞の1週前追いで遅れ入線に終わるなど、稽古でムラがあるタイプ。しかしこの中間は気持ちがしっかり乗っているのか、はたまた鞍上との意思疎通が抜群なのか水準を大きく超える動きを連発。順調さでは前走時を大きく上回っている。皐月賞の鬱憤を晴らす走りに期待できそう。
総合評価「A」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。
■日本ダービー2023 調教動画(ファントムシーフ)
















