■スキルヴィング
【中間調整】3カ月ぶりだった前走・青葉賞でハーツコンチェルトとの追い比べを制し、半馬身差のV。単勝オッズ=1.7倍ほどの着差でなかった印象もあるが、大外を回し直線でも外へ出して追い上げる“安全策”をとったものだった。それを考えれば見た目の着差以上に強い内容だったと言える。その後は“切符”を獲得した日本ダービーに向けて短期放牧。5月12日に美浦へ戻り14日にさっそく坂路13-13で軽快に動き、疲れがそれほどないことをアピールした。
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1週前追いはウッド併せ馬で3歳未勝利馬を追走。やや集中に欠く素振りを見せたが、直線でギアが上がってからはさすがの脚力で伸び追走併入としている。
【最終追い切り】レース当週もウッド併せ馬。序盤は前後に馬を置き、直線では実戦を意識するかのように左右からタイトに挟まれる形の3頭併せを行った。序盤にしっかり折り合い、直線でもプレッシャーに動じず落ち着き払って自分の走りに集中。仕掛けへの反応にやや鈍さを感じさせたが、ギアが入ってからは力強く伸びてそれぞれと併入とした。
【見解】外厩との連携で結果を残してきた木村哲也厩舎らしく、入厩前にあらかた仕上がっておりトレセンでは“味付け”程度の調整に留まっている。おそらく予定通りの併せ馬3本消化で、健康状態や脚元の不安はほぼ感じられない。しかし気迫や反応といった点で、どうしてもあと少し物足りなさがある。1週前追いでゴールを過ぎたあとに鞍上が仕掛けたあたりも、気持ちを乗せたかった意図があるのかもしれない。能力は皐月賞上位組とまったく遜色なさそうだが、気持ちのブレの部分で全幅の信頼までは置きづらいところだ。
総合評価「B」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。
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