トッテナムのOBが古巣にスカッド刷新を呼びかけた。 クラブ内外に不穏な空気が漂うトッテナム。プレミアリーグは最終節1試合を残して17勝6分け14敗の8位でチャンピオンズリーグ(CL)圏内フィニッシュを逃し、クラブの象徴であるイングランド代…

トッテナムのOBが古巣にスカッド刷新を呼びかけた。

クラブ内外に不穏な空気が漂うトッテナム。プレミアリーグは最終節1試合を残して17勝6分け14敗の8位でチャンピオンズリーグ(CL)圏内フィニッシュを逃し、クラブの象徴であるイングランド代表FWハリー・ケイン(29)も今夏の退団が濃厚ではと言われている状況だ。

替えの効かない絶対的エース1人がいなくなるだけでも相当な痛手だが、イギリス『フットボール・インサイダー』でコラムニストを務める元トッテナムDFのアラン・ハットン氏は「血を入れ替えるまたとないチャンス」だと論じる。

「ほとんどのサポーターは『ケインがいなくなるのは仕方ない。前へ進むべき時期なのだ』というのが本音だろう。ケインだけでなく、サンチェスらのように長年在籍しながらもうまくいっていない選手も何人かいる。今夏は理想的な機会と言えるだろう。何人かとの契約を終わらせ、新たな選手を引き入れるための取り組みが進んでいるはずだ」

ハットン氏が言及したのは、契約が残り1年強となっているなか、低調なパフォーマンスがサポーターに批判されることも少なくないイングランド代表DFエリック・ダイアー(29)、コロンビア代表DFダビンソン・サンチェス(26)の2人だ。

両名はそれぞれ、クラブをCL準優勝に導いたマウリシオ・ポチェッティーノ監督が率いていた2014年夏、2017年夏に加入した選手。ハットン氏は「いまだにポチェッティーノ時代の選手が多くの責任を負っている。これでは前進は難しい」とし、古巣に両名の売却を促している。

長年にわたってキャプテンを務めた元フランス代表GKウーゴ・ロリス(36)も契約満了を待たずして今夏で退団するとされているトッテナム。今年7月で30歳となるケインを含め、大幅な戦力入れ替えの時期に来ているのかもしれない。

「ハングリーな若い選手を連れてくるんだ。グループを強くしたいなら、新鮮な血は必要不可欠だ」