キャニングの好投でエンゼルスは貯金を4とした(C)Getty Images 前日まで2連勝を飾っているエンゼルスは現地時…

キャニングの好投でエンゼルスは貯金を4とした(C)Getty Images

 前日まで2連勝を飾っているエンゼルスは現地時間5月23日(日本時間24日)に行われた、レッドソックス戦でも好ゲームを展開し、4-0で勝利している。

 大谷翔平吉田正尚の日本人同士の対戦も注目を集めるこのカードでは、3連戦の初戦となった前日の試合では大谷がノーヒット、吉田が2安打を放った。2戦目では大谷が初回の第1打席で驚異的なスピードを活かして一塁への内野安打を記録し4打数1安打、吉田も4度打席が回ったものの、すべて凡退となった。

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 この日も白星を飾ったエンゼルスは、投手陣の奮闘が光った。先発のグリフィン・キャニングが7回を投げ打者26人に対し被安打がわずかに2本、無失点と好ピッチングを披露。終盤はマット・ムーア、ジェイコブ・ウェブがそれぞれ1イニング3人ずつをノーヒットに抑え、見事な完封リレーでゲームを終えた。

 実に現地4月30日のブリュワーズ戦以来となる無失点勝利には、米メディア、さらに指揮官からの先発右腕を称える言葉が伝えられている。

 メジャー公式サイト『MLB.com』では試合終了後、このエンゼルスの勝利を報じる中で、キャニングの投球を振り返っており「火曜日のレッドソックス戦で今季最高の投球を見せ、今季最高の7回無失点で、エンゼルスを4-0で勝利させた」と絶賛。「昨シーズン、腰の骨折で欠場したカニングは、過去4試合はいずれも3失点以上で降板していたが、一転して好投を繰り広げた」とここまでの内容にも触れながら、この日のピッチングを評した。

 また他にも「エンゼルスは、ショウヘイ・オオタニとパトリック・サンドバル以外の先発投手は安定感を欠いているが、キャニングが調子を上げてくれれば、ローテーションにとって大きな意味を持つ」と記しており、今後の登板へ期待を示している。

 さらにネビン監督が「今夜は彼にとって大きな足がかりになると思う」と賛辞を贈ったことも紹介されている他、「試合が進むにつれて、彼がマウンドを去るたびに自信に満ちた表情をしているのがわかった」として、終始、信頼を寄せていたことも記されている。

 キャニングの今季3勝目により、貯金が「4」となったエンゼルス。上位2チームとの差はまだ小さくはないものの、頼もしさを増した右腕のさらなる活躍が、この先の戦いでチームの大きな武器となるはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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