梅野の調子が上がってこない現状では、3番手捕手・長坂の起用もありえると下柳氏は言う(C)KentaHARADA/CoCo…

梅野の調子が上がってこない現状では、3番手捕手・長坂の起用もありえると下柳氏は言う(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
5月12日からのDeNAとの3連戦で3連勝を飾り、首位を奪回した阪神。その勢いはとどまることはなく、先週も5勝1敗と着実に貯金を積み重ねている。順風満帆に見える阪神ではあるが、懸念材料は少なくない。先週唯一負けた19日の広島戦では、先発した青柳晃洋が5回7失点の大乱調。翌日には二軍行きが告げられた。
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今シーズンの青柳は明らかに調子の悪い登板が多く、エースとしての役割を全うできていない。ただ、調子が上がらない青柳に不甲斐なさを覚えながらも、それ以上に青柳とバッテリーを組む梅野隆太郎に厳しい視線を送るファンも少なくない。二番手捕手の坂本誠志郎がリードする伊藤将司、村上頌樹、大竹耕太郎の3投手はいずれも防御率0~1点台と安定感抜群。先発投手の良さを発揮するリードを坂本が見せているだけに、「青柳と坂本を組ませてほしい」と考える阪神ファンも多い。ただ、その願いが叶うことはなく、青柳は登録抹消されてしまった。
先月から梅野と坂本のどちらを多く起用すべきかは、ファンや野球解説者の間でも度々議論されているが、どのような起用方法がベストなのだろうか。現役時代に阪神などで活躍した下柳剛氏は自身のYouTubeチャンネルで阪神の正捕手問題についてコメントした。
まず「梅野君の時の勝率が極端に悪いし、防御率も悪い」とバッサリ。確かに坂本がスタメンだった試合の勝敗は14勝1敗なのに対して、梅野は11勝13敗1分と明確に差がある。
そして、「(梅野と組む投手の成績が今後も悪いと)長坂君の出番も少し増えてくるのかな。坂本君と組んでる3人は結果が出てるからズラさないと思う。残りの3人のローテで長坂君を使いながら梅野君にも刺激を与えながらっていうところになっていくのかもしれない」と分析。坂本のスタメン出場が増える、というよりは梅野と3番手捕手の長坂拳弥を競わせることを予想した。
長坂の出番が増えて結果を出せば、スタメン捕手の争いがさらに激化して、チームにさらなる好影響を与えることになるだろう。どのような捕手起用になるのか、さらには長坂がどのようなリードを見せるのかも楽しみにしたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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