7月3日に開幕する「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/グラスコート)を控え、大会前の基本情報をチェックしておきたいと思う。●大会スケジュール: 大会は7月3日の月曜日から14日間の日程で開催され、7月15日には女子シングルス決勝、7月…

 7月3日に開幕する「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/グラスコート)を控え、大会前の基本情報をチェックしておきたいと思う。

●大会スケジュール:

 大会は7月3日の月曜日から14日間の日程で開催され、7月15日には女子シングルス決勝、7月16日には男子シングルス決勝が行われる。7月9日日曜日のミドル・サンデーには試合は行われない。

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●2016年のシングルス優勝者

男子:アンディ・マレー(イギリス)

女子:セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)

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●昨年の大会決勝:

 マレーはミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を6-4 7-6(3) 7-6(2)で下して3年ぶり2度目の優勝、グランドスラム大会では3度目のタイトル獲得を果たした。

 カナダ人として初の大会決勝進出を果たしたラオニッチは、昨年1試合平均25.5本のサービスエースをきめたが、マレー戦では、驚異的なマレーのリターンにあい8本のエースにとどまった。

 2013年にマレーは地元イギリス人選手として77年ぶりの優勝を飾っている。

 セレナは第4シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を7-5 6-3で下して大会7度目のタイトルを獲得し、オープン化以降最多となるシュテフィ・グラフ(ドイツ)に並ぶ22度目のグランドスラムタイトル獲得を果たした。セレナは今年1月の全豪オープンでも優勝し、グラフを抜き23度目のグランドスラム制覇を達成した。

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●大会欠場者:

 セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は、妊娠中の為今シーズンはどの大会にも出場しない。

 2004年優勝者のマリア・シャラポワ(ロシア)は、2年連続で今大会は欠場となった。シャラポワは左大腿部故障のため、2017年のグラスコート・シーズンには参戦しない。シャラポワは禁止薬物による15ヶ月間の出場停止処分から復帰を果たしたが、ランキングが低いためウィンブルドンに出場するには予選から戦う必要があった。

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●大会再出場者:

 今年10度目の全仏オープンのタイトルを獲得したラファエル・ナダル(スペイン)は、左手首の故障により昨年のウィンブルドンには出場していない。ナダルは過去に2度ウィンブルドンのタイトルを獲得している。

 元世界ナンバーワンで2度全豪オープンのタイトルを獲得しているビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)は、昨年は出産および右膝の故障のため、ウィンブルドンは欠場した。現在息子レオの母親であるアザレンカのウィンブルドン出場は、2016年の全仏オープン以来のグランドスラム大会参戦となる。

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●優勝回数:

男子-

ロジャーフェデラー(スイス):7回

ノバク・ジョコビッチ(セルビア):3回

ラファエル・ナダル(スペイン):2回

アンディ・マレー(イギリス):2回

  

女子-

ビーナス・ウイリアムス(アメリカ):5回

ぺトラ・クビトバ(チェコ):2回

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●賞金総額:

3160万ポンド(約46億2687万円)

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●男女シングルス優勝賞金:

220万ポンド(3億2212万円) (C)AP(テニスマガジン)

※写真は「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン)の会場で練習を行うディフェンディング・チャンピオンのアンディ・マレー(左)とコーチのイワン・レンドル(右)

Photo:LONDON, ENGLAND - JUNE 30: Andy Murray of Great Britain is watched by coach Ivan Lendl during practice ahead of Wimbledon Lawn Tennis Championships at the All England Lawn Tennis and Croquet Club on June 30, 2017 in London, England. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)