■リバティアイランド
【中間調整】阪神ジュベナイルFを快勝し、その後は桜花賞へぶっつけで参戦。その桜花賞では当初あまり行く気を見せず、鞍上・川田将雅騎手も馬を信じて無理をさせることなく道中15番手で進む。4角でもほぼ最後方で、これは絶望的……と思われたが、直線でいざスイッチが入ってからの加速は圧巻。結局、前で立ち回って勝利を掴みかけたコナコーストをあっさり交わして牝馬クラシック一冠目を手中に収めている。
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その後はノーザンファームしがらきで英気を養い4月29日に栗東へ帰還。丹念にケアを施され、5月5日の初時計でさっそく坂路2F12秒9-12秒1(馬なり)と切れた。1週前追いはCW単走。序盤はリズム重視で1Fだけ伸ばされ、軽快な脚捌きを披露した。
【最終追い切り】レース当週の調整には川田騎手が騎乗し、CWで併せ馬。先行2頭を前に見て、直線ではインへ。仕掛けをギリギリまで待つ格好で、直線半ばでもまだ前との差はあったが、満を持して手綱を緩められると抜群の切れからあっさり2頭を抜き去って最先着を果たした。ラスト1Fは圧巻の10秒8(馬なり)。仕掛けを待てる余裕と、反応の鋭さは絶品。
【見解】1週前、当週と精神面、折り合い面になんら不安のないところをアピール。未知の2400m戦もまったく問題なくこなせそうだ。もちろん単純な脚力で言えば世代内で突出しているのは間違いない。二冠達成へ万全の態勢。
総合評価「S」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。
■オークス2023 調教動画(リバティアイランド)