ロンドン、リオデジャネイロ、東京五輪に出場し女子団体で3大会連続メダルに輝いた卓球の石川佳純が18日、都内で引退会見を行った。

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■1日にインスタグラムで引退表明

石川は1日に自身のインスタグラムを更新し、同日限りでの現役引退を表明。「私、石川佳純は、4月のWTTチャンピオンズ・マカオ大会をもちまして現役を引退することを決めました」と報告し、引退会見を行うことも明言していた。

石川は会見冒頭のあいさつで「自分自身やり切った気持ち。この日を迎えて嬉しく思う」と晴れ晴れとした表情で心境を語り、引退を決意した時期として「3月のWTTシンガポールスマッシュあと」と明かした。

現役生活について「23年間にはオリンピックという大会があった。ロンドン、リオデジャネイロ、東京での景色は忘れない」とコメント。3大会連続出場とメダル獲得を果たした大会を挙げた。

全日本選手権で5回優勝など華々しく彩られた石川のキャリア。なかでも5年ぶりの優勝を果たした2021年の復活優勝を挙げて「諦めないことの大切さを学んだ」と回想した。

石川は自身のアスリートとしての心がけとし「自分が代表選手になって、こういう選手になりたいと思えるようにやっていきたいと思っていた。難しい場面もあったがそれが自分を成長させてくれた」と述べた。

23年間向きあった卓球について石川は「夢中にさせてくれた23年間」とコメント。現役生活に別れを告げた。

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文●井本佳孝(SPREAD編集部)