日本ハムの大谷翔平投手が1日、ファイターズ鎌ヶ谷スタジアムでのイースタン西武戦に先発した。昨年10月22日の日本シリーズ第1戦以来、約8か月振りに実戦登板。1回を投げて1本塁打を含む1安打1失点2四死球2奪三振だった。■1回1安打1失点2死…

日本ハムの大谷翔平投手が1日、ファイターズ鎌ヶ谷スタジアムでのイースタン西武戦に先発した。昨年10月22日の日本シリーズ第1戦以来、約8か月振りに実戦登板。1回を投げて1本塁打を含む1安打1失点2四死球2奪三振だった。

■1回1安打1失点2死球1被弾、8か月ぶり登板に「投げる段階に入っただけ」

 日本ハムの大谷翔平投手が1日、ファイターズ鎌ヶ谷スタジアムでのイースタン西武戦に先発した。昨年10月22日の日本シリーズ第1戦以来、約8か月振りに実戦登板。1回を投げて1本塁打を含む1安打1失点2四死球2奪三振だった。

 先頭から2者連続三振の後、四球、死球と走者を出したが、最後は斉藤を152キロの速球で中飛に打ち取った。初球にいきなり157キロを計時したものの、「今はスピードどうこうではない」と振り返っている。

 以下は大谷の登板後の一問一答。

――どんなテーマをもってマウンドに上がったか?

「今日はとりあえずバッターに向かっていければいいかなと」

――初球いきなり157キロが出ました。

「全体的にはそれなりにできた。下も悪かったですし」

――雨でマウンドも影響したと思うが、両足に関しては?

「いい状態で確認したわけではないが、まずまず出来たのかなと思っている」

――1軍での登板に関しては?

「1軍ではまだまだ早い。もっと、もっと、段階を踏んでいきたい」

――しっくりこないマウンドでもある程度投げられたのではないか?

「結果的に三振を奪ったり、いいのではないか」

■「スピードどうのこうのではなく、ストライクゾーンに投げられること」

――スピードの部分では?

「平均で150キロ前後で、久々にしてはいいのではないか。今の段階で、スピードどうのこうのではなく、しっかりストライクゾーンに投げられること。実戦に慣れていないと、今日みたいに当たることもある。 そこはゲームじゃないとわからないこともある」

――今後の調整は?

「キャンプでも投げてないし、バッターに対する感覚がない。今日はバッターというより、投げてみてどうなるかということ」

――初球は157キロだけど、その後は抑えた?

「下(マウンド)がゆるかったので、これはあまりよくないかなと。投げられたというのが、今日の収穫かなと思います」

――今後の課題は?

「今日は投げられて、ひとつの段階をクリアできたかなと。ここから打者に対する投球を確認できればいい」

――変化球は?

「ダメでしたね。実戦不足かなと思う。(ストレートは)指にかかったボールはよかった。自分なりに描いていた軌道で投げられたと思う」

――1軍のマウンドは?

「一歩前進したので、そこから目指すもの。今日の段階では(1軍は)早いのかなと思う。投げる段階に入っただけ」(細野能功 / Yoshinori Hosono)