イギリス・イーストボーンで開催されている「AEGON国際イーストボーン」(WTAプレミア/6月25日~7月1日/賞金総額81万9000ドル/グラスコート)のシングルス準決勝で、第6シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が地元選手…

 イギリス・イーストボーンで開催されている「AEGON国際イーストボーン」(WTAプレミア/6月25日~7月1日/賞金総額81万9000ドル/グラスコート)のシングルス準決勝で、第6シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が地元選手のヘザー・ワトソン(イギリス)を6-2 3-6 7-5で下して決勝に進出した。

 ウォズニアッキは今季初のタイトルをかけた決勝で、第3シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)と対戦する。プリスコバは対戦予定だった世界ランク7位のジョハナ・コンタ(イギリス)が脊椎の故障により棄権したため、不戦勝で勝ち上がった。

 第5シードのコンタは、世界ランク1位のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)との準々決勝の終盤で激しく転倒し、脊椎を痛めた。このケガにより、第6シードで臨むウィンブルドンも危ぶまれることになった。彼女は月曜の1回戦で、シェイ・スーウェイ(台湾)と対戦予定となっている。

 

「胸椎にまだかなり痛みがあるので、棄権することを決めたの。気分が少しすぐれなくて、昨日はよく眠れなかったけど大丈夫よ。大事なことは1日ゆっくり休むこと。それからどうするか考えるわ」とコンタはコメントした。

 イギリスの多くのファン達が、決勝でコンタとワトソンのイギリス人対決を期待したが、その夢は叶わなかった。

 ウォズニアッキは、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した世界ランク126位のワトソンに対して第1セット6-2で簡単に奪い、第2セットは5-2でワトソンがリードした時点でウォズニアッキはケガによる治療を受け、このセットは6-3でワトソンが取った。第3セットではウォズニアッキがこれまでの大舞台での経験を活かして要所でポイントを奪って7-5とし、勝利を決めた。

 2009年大会覇者のウォズニアッキは試合中のケガの治療について、大会前半の雨による試合順延で木曜日に1日2試合プレーしたことで出た疲れによるものと説明している。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「AEGON国際イーストボーン」(イギリス・イーストボーン)の準決勝で地元イギリスのヘザー・ワトソンを破ったカロライン・ウォズニアッキ

Photo: EASTBOURNE, ENGLAND - JUNE 30: Caroline Wozniacki of Denmark celebrates her victory over Heather Watson of GBR during Day 6 of the Aegon International Eastbourne tournament at Devonshire Park on June 30, 2017 in Eastbourne, England. (Photo by Mike Hewitt/Getty Images)