5月13日放送の『卓球ジャパン!』は、日本のお家芸とも言えるダブルスを特集。前々回に引き続き世界卓球MC・福澤朗、世界卓球応援サポーター・日向坂46の松田好花をゲストに招いて、世界卓球2023でもメダルが期待されるダブルスの見所に迫った。

5月20日からスタートする世界卓球【個人戦】。56年ぶりの「全種目メダル」を目指す日本だが、中でもメダルが確実視されているのがダブルス種目。

世界卓球では7大会連続でメダルを獲得し、2017年には吉村真晴/石川佳純ペアが48年ぶりの優勝。そして東京オリンピックでは、水谷隼/伊藤美誠ペアが史上初の金メダルを獲得するなど、近年の日本チームはダブルスで好成績を残している。

そして今回の世界卓球で福澤が注目しているのがダブルスでの早田ひな。伊藤美誠との「みまひなペア」、張本智和との「はりひなペア」。どちらもペアに勢いをもたらすのが早田なのだと福澤は力説する。

まずは世界卓球2021・女子ダブルス準決勝、陳夢/銭天一(中国)戦をピックアップ。

息の合ったコンビネーションを見せるみまひな。あるラリーではお互いの動きが重なり失点するシーンもあったが、そんな時も「ごめん、ごめん」という雰囲気で2人は笑顔。決勝進出をかけた一戦で、こんな表情を見せられるのがみまひなペアの魅力でもある。

得点した時もお互いに目を合わせてガッツポーズ。常に口角を上げ、笑顔でプレーする2人を見て「これはもう1つの"口角打法"と私は言っております!」と福澤もナイスコメントを決めた。

また最終ゲーム7-4の場面では、伊藤がギリギリのボールをフォアハンドで返球して得点すると、謎のダンス(?)を披露。エキシビションマッチなのかと思わせるほどのはしゃぎっぷりだ。

「卓球を始めた頃の"卓球が好きで好きでたまらない、楽しくて仕方がない"という2人に戻っているんですよ。これがこのペアのすごいところ」と福澤。

そしてそんなポジティブな空気感を作っているのが早田だ。

「伊藤選手が好き放題やっても"遊んでいいんだよ"っていう空気感がある」(平野)

「優しいお母さんみたいな感じ」(福澤)

「熟年夫婦みたい」(武井)

とMC陣も、包み込むような早田の献身っぷりに感心しきり。

はりひなペアでは世界卓球で準優勝を果たしており、今年3月に行われたシンガポールスマッシュでは中国最強ペアの樊振東/王曼昱をストレートで撃破。

この試合で特にすごかったのが、世界最強の男・樊振東にも負けていない早田の両ハンドだ。あるプレーでは早田のフォアドライブに対して樊振東がのけぞりながらブロックでミス。

「樊振東を吹き飛ばす女子選手っています?!」と武井も驚くパワーボールだ。

そんなパワープレーの土台となるのがフットワークであると平野は分析。

「やはり(早田は)動きがいい。ダブルスは1球ずつ動かなければいけない、スペースを作らなければいけないけど、それで言うと男性並みのフットワークですからね」とコメント。

抜群のフットワークがあるからこそ、パートナーのプレーを引き出すことも、自分自身で決めることもできる。3ゲーム目の最後には、樊振東の後陣からの強烈なバックドライブを前陣でストレートにフォアカウンター!

男子でもなかなかできないプレーをやってのける早田、やはりすごすぎる。

世界卓球2023ではどんなプレーを見せてくれるのだろうか。シングルス、女子ダブルス、混合ダブルスと3種目に出場する早田に注目だ!

次回(5月20日)から2週続けて生放送で世界卓球を大特集。お楽しみに!

「卓球ジャパン!」BSテレ東で毎週土曜夜10時30分放送