5月13日、J2のベガルタ仙台が、ホーム・ユアテックスタジアム仙台でのモンテディオ山形との“みちのくダービー”に2―1…

 5月13日、J2のベガルタ仙台が、ホーム・ユアテックスタジアム仙台でのモンテディオ山形との“みちのくダービー”に2―1で勝利。試合終了間際にFW中島元彦が決めた勝ち越し弾が大きな反響を呼んでいる。

 前半を1点リードで折り返すも、後半40分に同点に追い付かれる試合展開となった中、後半アディショナルタイム突入後4分が経過した時だった。前線から圧力をかけた仙台の攻撃。中央でボールをキープしたエヴェルトンから、右サイドを駆け上がった真瀬拓海にパスが通る。ここで真瀬が鋭いドリブルで仕掛けて相手DFを剥がした後、ボックス内の右後方で待ち構えていた中島にパスを送った。

 後半33分から途中出場していた中島は、真瀬からの強めのパスを逆足の左足でトラップすると、相手DFが寄せて来る前に、素早く左足のインサイドで狙い澄ましたシュート。柔らかく繊細なタッチからふわりと浮かび上がったボールは、仙台サポーターの大歓声に後押しされるように、そのままゴール左上に吸い込まれていった。

■「シュートがうますぎるのよ」

 終了間際の劇的ゴールにベンチ前では歓喜の輪が出来上がり、両手を広げながら“膝スラ”を見せた中島の元にはチームメイトが次々と集まった。このドラマティックな展開と光景に、興奮するファンの次のような声が寄せられた。

「鳥肌立ちました!!!」
「インサイドのコントロールショット この状況でこれ打たれたら時間が止まるよな」
「シュートは極上に上手いのはもちろんトラップが完璧」
「まさに吸い込まれたゴール、じゃないすか!」
「シュートがうますぎるのよ」

 現在24歳の中島は、2022年4月にセレッソ大阪からベガルタ仙台へ「育成型期限付き移籍」で加入するとリーグ戦33試合に出場した。移籍期間を延長した今季は背番号7を背負っている。

 欠かせない戦力となっている中島。今回の“みちのくダービー”での劇的弾で、仙台サポーターからの「完全移籍して!」の声が、より一層高まっている。

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