「世界卓球2023南アフリカ(個人戦)」<5月20~28日/ダーバン>を来週に控えた日本代表選手団が12日、大会直前合宿中の味の素ナショナルトレーニングセンターで公開練習と記者会見に臨んだ。

前日の11日には篠塚大登(愛知工業大学)が腰痛のため出場を辞退。大会直前のこのタイミングに棄権というショッキングな発表があった。

午後の記者会見に男子代表の張本智和(智和企画)、戸上隼輔(明治大学)、及川瑞基(木下グループ)、吉村真晴(TEAM MAHARU)、宇田幸矢(明治大学)。女子代表の伊藤、早田ひな(日本生命)、木原美悠、平野美宇、長﨑美柚(いずれも木下グループ)、そして男子代表の田㔟邦史監督、女子代表の渡辺武弘監督が登壇した。

状態が良く表情も明るかったのは、世界卓球2017ドイツで当時、48年ぶりとなる女子シングルスのメダル(銅)を日本にもたらした平野。

「試合感覚はいいと思うので、あとは選考会で足りなかったところ、例えばサーブ・レシーブやコースの精度を高める練習をしている」と言う平野。

さらに「昔に比べると速さだけじゃなく、緻密なプレーをしているので注目してほしい」「戦い方も一つじゃなくて戦術の幅が広がり、いろんなことができるようになったかなと思う。1試合でも多く試合ができるように、楽しんで1試合ずつ頑張っていきたい」と再びの活躍を誓った。