■ナムラクレア
【中間調整】昨年春の桜花賞で3着に入った後は一貫してスプリント路線を歩み、昨年のスプリンターズSでは0秒2差5着、前走・高松宮記念では他の人気どころが総崩れとなるなか、2番人気2着と健闘してみせた。その前走直後にヴィクトリアマイル参戦への可能性が長谷川浩大調教師から示唆されていたが、放牧先でのダメージの回復が順調だったようであらためて4月半ばに参戦が正式に決定。
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4月下旬に栗東へ戻り、23日にさっそく坂路14-14を消化している。5月3日の1週前追いには浜中俊騎手が騎乗し、CWで併せ馬。道中では鞍上との抜群の意思疎通ぶりを示すようにピタッと折り合い、直線では相手を問題にせず大きく突き抜けた。抜け出してからも鞍上が仕掛け、さらにギアを引き出したあたり前走不良馬場のGIで走った疲れは完全に癒えているようだ。
【最終追い切り】レース当週はこれまで通り、指揮官・長谷川調教師が騎乗。坂路単走で終い重点の内容をこなした。序盤はいい意味で“遊び”を感じさせつつリラックスして登坂。坂の途中から徐々に気持ちを乗せて加速していき、ラストでの促しにはさらにギアを上げて鋭く切れた。
【見解】今年に入り全体的なレベルアップを意識してCW調整を取り入れているが、シルクロードS勝利、高松宮記念2着としっかり結果を残している。前走直後に長谷川調教師が意思表示したように、CW調整の成果で一介のスプリンターを大きく凌駕するレベルに馬が進化しており、マイル路線でも十分にやれるという手応えが陣営サイドにはあったということだろう。この中間の動きはタフだった前走の反動をいっさい感じさせず、活気にあふれているし、操縦性や折り合いも文句なし。ここで悲願GI獲りとなる可能性は十分に考えておきたい。
総合評価「A」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。
■ヴィクトリアマイル2023 調教動画(ナムラクレア)


















