5月10日(水)に大井競馬場で行われる羽田盃(3歳・SI・ダ1800m)。JRAでいえば皐月賞にあたり、南関牡馬3冠路線の開幕を飾る一戦。 来年からはダートグレード競走に変更となるため「最後の南関クラシック」と銘打たれている。来たる大一…

 5月10日(水)に大井競馬場で行われる羽田盃(3歳・SI・ダ1800m)。JRAでいえば皐月賞にあたり、南関牡馬3冠路線の開幕を飾る一戦。

 来年からはダートグレード競走に変更となるため「最後の南関クラシック」と銘打たれている。来たる大一番・東京ダービーに向けて主役に名乗りを挙げるのはどの馬か。発走予定日時は10日(水)の20時10分。主な出走馬は以下の通り。

■ヒーローコール(牡3、浦和・小久保智厩舎)

 デビューから一度も掲示板を外しておらず、昨年末の全日本2歳優駿も地方馬最先着を果たしている。今年初戦の雲取賞では後にケンタッキーダービーへ挑戦するマンダリンヒーロー相手に1馬身差の快勝。前走はJRAのOP・伏竜Sに挑戦し、他馬より1kg重い斤量を背負いながら3着と互角の走りを見せた。南関同士なら一度ハナ差2着に敗れたのみで、今回も筆頭格だ。

■サベージ(牡3、大井・森下淳平厩舎)

 22年6月に大井競馬でデビュー。初陣を3馬身半差で圧勝すると、以降も安定した成績を残して同年10月の平和賞で重賞にも挑戦した。その後は大井外回りにこだわったローテで経験を積み、今年3月のクラシックTRでは見せ場たっぷりの4着。前走の京浜盃ではハイペースの展開に乗じて豪快に差し切り、初タイトルを獲得した。勢いそのままに重賞連勝なるか。

■ポリゴンウェイヴ(牡3、浦和・小久保智厩舎)

 先に挙げたヒーローコール、サベージと同じ山口裕介オーナーが所有。当馬は3頭の中で最も早くから頭角を現し、昨年4月に行われた世代最初の新馬戦で初白星を挙げる。以降は道営、南関東の重賞で幾度も見せ場を作り、今年1月のニューイヤーCで待望の重賞初制覇。前走のクラウンCで2つ目のタイトルを手にした。持ち前の先行力を武器にビッグタイトル獲得目指す。

 そのほかにも、デビュー3連勝中のミックファイア(牡3、大井・渡辺和雄厩舎)、昨年の栄冠賞を勝利したコルドゥアン(牡3、船橋・山中尊徳厩舎)、京浜盃の2着馬トノパー(牡3、浦和・小久保智厩舎)などが出走を予定している。