5月8日、日本サッカー協会はFIFA U-20ワールドカップアルゼンチン2023に臨むU-20日本代表メンバー20名を…

 5月8日、日本サッカー協会はFIFA U-20ワールドカップアルゼンチン2023に臨むU-20日本代表メンバー20名を発表。その中に、川崎フロンターレからは2人の名前があった。その一人である永長鷹虎が、9日に行われた練習後に取材に応じた。

 大舞台に挑むことになる。発表から一夜明け、率直な気持ちを聞いてみると、出てきたのは「ここ最近はクラブで出れてなくて、選ばれたのは悔しい思いもある」という、悔しさを表した言葉だった。選出されたことが分かったときには、「素直に嬉しかったです。“ヨッシャー”って感じでした」と喜びが勝ったものの、自身の置かれた立場を理解しているからこそ、気が引き締まったのだ。

 その背景には、先輩からの金言があった。カタールワールドカップに出場したDF山根視来から、「これからの人生懸かってくるからな」と声を掛けられたという。「本当にそうだと思う」と実感した若武者は、「悔いのないように、一戦一戦大事にしたい」と前を向く。

 家族からも、「良かったね」と祝福の言葉を受けたものの、やはり、「ここからが大事だと思う」と先を見据えるよう説かれたという。

 そのために、ゴールへの気持ちを高めている。「自分が出たら点を決めてやるっていう気持ちはありますし、こっち(クラブ)で満足行くプレーができてない分、そっち(代表)で自分の力を出して、またこっちにいい状態で戻ってきたい」と話すのだ。

■「飛行機でも10時間くらい寝てる」

 アルゼンチンで行われるこの大会で、永長にとってプラスに働くのはコンディション面だ。欧州経由で向かう長時間移動が待ち構えているが、「僕、基本、一生寝てて(笑)。飛行機でも10時間くらい寝てる」と豪語する睡眠力で苦にしない。

 さらに、食事や時差も「あんまり気にならない」と話すだけに、リラックス用のガム、チョコ、ゲームを持つことで“鬼に金棒”の状況を導く構えだ。

 その有利さで見せるのは、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシのようなプレー。「メッシはドリブルもスーパーですけど、それ以外のシュートであったりパスもうまいから、世界一の選手だと思う。自分もドリブルだけという選手で終わるんじゃなく、パスや最後のシュートにこだわって、そこでも評価される選手になりたいです」と話す。

 この大舞台で背負う番号は「14」。川崎フロンターレでは、バンディエラの中村憲剛氏の番号であるため、「いい意味であんまり背番号を気にしないというか、どの番号でもやることは同じ」としながらも、「14番は偉大な番号なんで、そこの責任は持ちながら、最大限、自分のプレーを見せられたら」と語気を強めた。

 永長は5月11日に日本を出国。アルゼンチン入りするのは翌12日のことで、21日に行われる初戦に向けてコンディションを上げていく。

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