卓球のパリ五輪日本代表選考会・全農CUP平塚大会が、5月6~7日に平塚総合体育館で行われた。

6日の女子シングルス1回戦で、伊藤美誠(スターツ)が山室早矢(桜丘高校)にゲームカウント4-0で勝利。続く2回戦では、長﨑美柚(木下グループ)にゲームカウント2-4で敗れ、2回戦敗退となった。

今大会の結果を踏まえ、伊藤は2024年パリ五輪日本代表選考ポイントで7位(155.5ポイント)に後退した。


【伊藤美誠 試合後インタビュー】

ーー2回戦を終えて

今回は正直、自分の体で最後まで試合ができて良かったなという感じでした。試合前に痛めてしまった部分もあって、そこが少しずつ良くなって試合ができたので良かったんですが、ちょっとまだ100%ではないので出しきれなかった部分もいっぱいありました。

でもその中でも3、4ゲームと取れて良かったですし、勝つなら1、2ゲーム目を取りたかったなというところです。もうちょっと無理してでも、1、2ゲーム目に色々できていれば変わっていた部分もあったかもしれないです。でも最後まで怪我なく終われて良かったです。

自分の体を考えた時に、ここを勝ったとしても早田選手には厳しかったと思います。2回戦を最後まで戦えて勝てれば自分の中では良い方だなと思っていました。悔しい部分はもちろんあるので、また100%の力で体調が良い時に試合ができたらいいなと思います。

ーー厳しいスケジュールの中で感じる難しさは?

今は100%の力ではなく30~40%の力でここら辺までできているので、100%の力を出せれば勝てるなという思いは正直あります。

体が良くなったらもっともっと動けたり、思い切りの良さが出せると思います。今回は無理していない部分もあったので、逆に体が良くなればチャンスがあるなと感じることができました。

もちろん一つ一つが大事な大会で一つの大会で(状況が)がらっと変わってしまうということは分かっているんですが、自分の中では目標はありながらも楽しくやることが一番なので、どうやったら楽しくできるのかを考えてやっていきたいと思います。

怪我してまでも出ないといけない大会がいっぱいあるので、選手全員が厳しい状態だと思います。