錦織 1年7ヵ月ぶり復帰で浮上なるか

男子テニスで元世界ランク４位の錦織圭が今月２９日に開幕するUAMS Health リトルロック・オープン（アメリカ/リトルロック、ハード、ATPチャレンジャー）で２０２１年１０月以来 約１年７ヵ月ぶりに復帰を果たす。錦織が定期的にSNSにアップする練習動画も着実に実戦を意識したものに変化しており、先月には大会の公式ツイッターが正式に出場を発表するなどコートでの姿に期待がかかる。
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３３歳の錦織は、昨年１月に受けた股関節の手術や度重なる足首の負傷により現在ツアーを離れており、公式戦は２０２１年１０月のBNPパリバ・オープン（アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000）以来、チャレンジャー大会に関しては２０１８年１月のRBCテニスチャンピオンシップス・ オブ・ダラス（アメリカ/ダラス、室内ハード、ATPチャレンジャー）以来 約５年４ヵ月ぶりとなる。
錦織は４月２５日にツイッターでUAMS Health リトルロック・オープン、６月５日開幕のタイラー・テニス・チャンピオンシップス（アメリカ/タイラー、ハード、ATPチャレンジャー）、同１２日開幕のパルマス・デル・マル（プエルトリコ/パルマス・デル・マル、ハード、ATPチャレンジャー）の３大会に出場を予定していることを表明。その後UAMS Health リトルロック・オープンとタイラー・テニス・チャンピオンシップスはそれぞれ公式SNSで錦織の出場を発表した。
復帰戦となるUAMS Health リトルロック・オープンは男子テニスの下部ツアーであるITFフューチャーズ大会として約２０年間開催されている歴史ある大会で、２０１９年からチャレンジャー大会に昇格。優勝すればATPポイントを７５ポイント取得でき、リトルロックのあるアメリカ アーカンソー州では唯一となるプロトーナメントとなる。
現在はATPポイントが０となり世界ランクが消滅している錦織。好成績をおさめることができれば昨年１０月以来のシングルスランキングに名を連ね、再浮上へ大きな足掛かりを掴むことができる。

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