現役ドラフトを経て開幕スタメンを勝ち取ったオコエ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext 巨人は週末に行わ…

現役ドラフトを経て開幕スタメンを勝ち取ったオコエ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人は週末に行われた中日との3連戦に3連敗、最下位中日にゲーム差なしに迫られている。

 苦境のチームを救うべく、菊田拡和内野手、岡田悠希外野手とヨアン・ロペス投手が9日のDeNA戦(新潟)から1軍に合流する。

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 プロ4年目の菊田はパワーあふれる打撃が持ち味、オフは岡本和真との合同自主トレに志願し、技術を磨いた。一時イースタン・リーグでは首位打者に立つなど、ファームではここまで25試合に出場し、4本塁打、10打点、打率・295の成績を残している。2年目の岡田も22試合に出場、2本塁打、7打点、打率・309と好調、助っ人右腕のロペスは最近のチームの泣きどころとなっている「8回の男」としての役割も期待されている。

 一方、今回の入れ替えに伴って、オコエ瑠偉外野手、松原聖弥外野手、堀岡隼人投手が8日に登録抹消、2軍再調整となった。

 オコエといえば、オフに現役ドラフトで楽天から加入。キャンプ、オープン戦を通じ、走攻守でアピールし、開幕スタメンを勝ち取った。身体能力の高さを認められながらも、なかなか楽天では結果を残せず。プロ8年目にして崖っぷちの男が、新天地で泥臭く野球に取り組む姿勢は多くの感動を呼んだ。

 ただ2日のヤクルト戦からはスタメン落ちが続いており、今回の降格となった。

 開幕から23試合に出場し、打率・247、2本塁打、6打点。一発もあり、足や堅守も知られるとあって、オコエの降格にはネット上でも「足と守備では使える」「もう少し我慢して見てやれないか」と一軍首脳の判断に疑問を呈す声もある。

 それほどファンに与える印象が鮮烈だったともいえるが、一方、降格となったオコエに関しても長いシーズンを見据え、もう1度チームにとって必要なピースとなるために力を蓄えることも大事となりそうだ。

 オコエ自身が語った「野球ができるだけで幸せ」は実感がこもった言葉でもある。再度、捲土重来を果たせるか。今後のオコエの取り組みもファン必見となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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