女子ウエイトリフティング日本代表として4大会連続オリンピック出場を果たし、12年ロンドン、16年リオと2大会連続でメダルを獲得した三宅宏実に独占インタビューを敢行。4回に分けてお送りする。

最終回となる第四弾ではウエイトリフティング界の未来、そして自身の歩む未来を語る。

三宅宏実(みやけ ひろみ):女子ウエイトリフティングでオリンピックに4大会連続出場。ロンドンオリンピックで48kg級銀メダル、リオデジャネイロオリンピックでは48kg級銅メダルを獲得。女子48kg級および53kg級の日本記録も保持している。父はメキシコオリンピックで銅メダル、伯父はメキシコ・東京オリンピックで金メダルを獲得しており、ウエイトリフティング界のサラブレットとしてこれまで長年女子ウエイトリフティングを牽引している。

三宅宏実がウエイトリフティングと歩む未来

生島>
ウエイトリフティングが日本でこういう風になったらいいなということに関して、どのような思いがありますでしょうか。
 
三宅>
やはりいつも国内の試合で観にきて下さるお客さんがいないんですけれども、いつかはウエイトリフティングも会場が満員になりながら満員の中で試合ができる日が現実になったらいいなと思います。
 
生島>
リオで感じた声援の大きさだとかそういったものもありますね。
 
三宅>
ありますね。
毎回オリンピックに出場した時には本当に会場が満員になっていて、自分を見てくれていることであったりとか応援してくれてより頑張ろうと思う気持ちが倍増するんです。
選手ってそれが一番の源だと思うんですよね、見られてるってだけでも。
国内の試合等々でもいろんな人たちから勇気だったり応援してくださったら、たぶん選手ももっと頑張れるんじゃないかなと思うので、
そんな日がいつしか、ウエイトリフティングも満員の日が来たらいいなと思います。
 

 

三宅宏実が考える一番の目標とオリンピック

生島>
今後のご自身の目標は何になるのかなと思うんですけれども。
 
三宅>
今後は一番の目標は東京オリンピックに出場。
挑戦したいというのが一番あるんですけれども、この1年というのはしっかり体力づくりをして体を整えてまた来年に繋がる1年にしたいなと思っているので、1年1年レベルアップして自分の持っている記録に少しでも近づけるように成長したいなと思います。
 
生島>
2016年のリオオリンピックが終わってからやはり4年単位で人生設計されてきたと思うんですけれども、東京オリンピックが1つの次のゴールというような感じですね。
 
三宅>
ゴールになったらいいなと。オリンピックに絶対はないので。
1%でもまだできるという自分の気持ちがあるうちは挑戦したいなと思っています。
 

 

三宅宏実の迷いと今後のビジョン

生島>
経験値のアップ、そして体力は10代20代の前半と比べると衰えている。その中でどういう風な選手になれたらいいなと思いますか?
 
三宅>
この3年の中でいろんな勉強をして吸収したいなと思っていて、たぶん今までやってきたことは今までの結果しかもう出ないと思います。
これから本当に180度変えて、バーベルだけではなくて違うスポーツをすることも一つあると思うので、
そういったところで体の使い方であったりとか、フィジカルの面でプロの人たちにご指摘いただきながら自分の体の後押しをしていただきたいなと思っています。
いろんな人達のお力をお借りしながら向上していけたらいいなと思います。
 
生島>
勉強することがまだたくさんありそうですね。
 
三宅>
いっぱいあるんです。今は本当に迷っている時です。
自分は何をしたらいいのか、どうやったら復帰できるのかなというところで、体をしっかり整えて自分が今の時点でどのように準備していけるかというところがまた鍵になってくるのかなと思っています。
 

 

女子ウエイトリフティング三宅宏実が考える金メダリストとの違い

生島>
三宅さんはご自身がクレイジーだという風に思われたことはございますでしょうか?
 
三宅>
自分のことですか?(笑)
クレイジー、思ったことないかも、思っていない…あんまり自覚…クレイジーってどうなんですかね。
わかんないですね、思ったことないですね。
かっこいいですね。でもクレイジーくらいにならなくちゃ多分駄目だってことですよねきっと。
 
生島>
中にはね。
 
三宅>
それくらい本当にいい意味でぶっ飛ぶというか、だからこそあの舞台で金メダルを取れるというところが、ちょっとこう飛んだところがないといけないのかなと思います。
きっと一流の人たちの違いっていっぱいあると思うので、そういうところをまた探しながら学んでいけたらいいなと思っています。
 
生島>
だって銀メダリストですよ?
 
三宅>
金メダルを取る方は本当に違う。
みんな取りたくても取れないので、やっぱり金メダリストの方達にお会いするとやはり一味二味も違うというか、いっぱい発見があるので。
 
生島>
叔父様がいるじゃないですか(笑)
 
三宅>
叔父も本当個性的な人で、なんか「うん…」と思うんですけど、あれくらいなんていうかいい意味ですけど飛んでないといけないなと思いますね。
 

 

2020年東京オリンピックに向けて

生島>
2020年に向けて変えていきたい、あるいはこう変われたらいいなというようなことを「Be the chenge」ということでちょっとおしえていただきたいんですけれども。
 
三宅>
(フリップに書き込む)
 
生島>
じゃあみせていただいて読んでいただければと。
 
三宅>
「今より競技者が増えてウエイトリフティングの会場が満員に!!」
 
生島>
盛り上がってほしいですよね。
 
三宅>
盛り上がってほしいです。
もっと認知されて、ウエイトリフティングをやりたいという選手がいっぱい増えて、メジャーの仲間入りというか、忘れ去られない様にずっと知ってほしいなと思います。