男子テニスのエクスプロヴァンス・オープン(フランス/エクサンプロヴァンス、クレー、ATPチャレンジャー)は7日、シングルス決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した第5シードのA・マレー(イギリス)が同じくワイルドカードで参戦し…

男子テニスのエクスプロヴァンス・オープン(フランス/エクサンプロヴァンス、クレー、ATPチャレンジャー)は7日、シングルス決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した第5シードのA・マレー(イギリス)が同じくワイルドカードで参戦している第1シードのT・ポール(アメリカ)を2-6, 6-1, 6-2の逆転で破り、2005年8月のビンガムトン・チャレンジャー(アメリカ/ビンガムトン、ハード、ATPチャレンジャー)以来 約18年ぶり3度目のチャレンジャー大会優勝を果たした。試合後には「ここから先も頑張るよ」とコメントを残している。
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昨年6月のサービトン・トロフィー(イギリス/サービトン、芝、ATPチャレンジャー)以来のチャレンジャー大会出場となった35歳のマレー。1回戦で世界ランク322位のG・モンフィス(フランス)、2回戦で同187位のL・ロコリ(フランス)を下し8強入りすると、準々決勝では18歳で世界ランク86位のL・ヴァン・アッシュ(フランス)、準決勝で同241位のH・マイヨ(フランス)を下し決勝に駒を進めている。
決勝戦、第1セットでは序盤から精細を欠いたマレーは第1から第4ゲームまでを連取される苦しい立ち上がりとなると、リターンゲームでは1度も挽回のチャンスを握ることができずセットを落とす。
それでも続く第2セット、マレーは第2ゲームでブレークに成功。その後も攻勢を強めると第4ゲームでブレークを奪い、ゲームカウント5-0とリード。ポールにブレークチャンスを与えず、セットカウント1-1に追いつく。
迎えたファイナルセット、第1ゲームでブレークチャンスを掴んだマレー。最後はポールのボールがネットにかかりブレークに成功。その後もブレークチャンスを握ると第7ゲームで2度目のブレークを奪い、今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で4強入りしたポールに1時間54分で勝利した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトには表彰式でのマレーのコメントが掲載されている。
「この1年、1年半は自分のプレーに少し苦戦を強いられた。でも、チームが僕をサポートしてくれて、より良くなるように一緒に努力してくれたんだ。ここから先も頑張るよ」
「今週最も重要だったのは、応援に駆けつけてくれたファンの皆だ。最初の試合から最後まで、信じられないような雰囲気だった。このような大会では、地元のコミュニティーのサポートがとても重要だけど、皆は大会が始まる前から駆けつけてくれた。練習中も、皆はここで見守り、応援してくれた。選手たちにとっても重要だが、この大会にとってもとても重要なことなんだ。ありがとう」
マレーは2005年にビンガムトン・チャレンジャーとアプトス・チャレンジャー(アメリカ/アプトス、ハード、ATPチャレンジャー)で優勝しており、今回の勝利でチャレンジャー大会では3度目のタイトル獲得となった。
一方、ポールは2019年9月のティブロン・チャレンジャー(アメリカ/ティブロン、ハード、ATPチャレンジャー)以来 約3年7カ月ぶり5度目のチャレンジャー大会優勝とはならなかった。

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