男子テニスのエクスプロヴァンス・オープン(フランス/エクサンプロヴァンス、クレー、ATPチャレンジャー)は7日、シングルス決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している第5シードのA・マレー(イギリス)が同じくワイルドカードで参…

男子テニスのエクスプロヴァンス・オープン(フランス/エクサンプロヴァンス、クレー、ATPチャレンジャー)は7日、シングルス決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している第5シードのA・マレー(イギリス)が同じくワイルドカードで参戦している第1シードのT・ポール(アメリカ)を2-6, 6-1, 6-2の逆転で破り、2005年8月のビンガムトン・チャレンジャー(アメリカ/ビンガムトン、ハード、ATPチャレンジャー)以来 約18年ぶり3度目のチャレンジャー大会優勝を果たした。
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35歳で元世界ランク1位のマレーは今季、2月のカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)ではA・ズベレフ(ドイツ)L・ソネゴ(イタリア)らを下して決勝に進出。決勝では第3シードのD・メドベージェフに敗れるも準優勝をおさめた。
その後、3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で3回戦敗退となると続くマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)、4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)、現在行われているムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)で初戦敗退を喫している。
昨年6月のサービトン・トロフィー(イギリス/サービトン、芝、ATPチャレンジャー)以来のチャレンジャー大会出場となった今大会、1回戦で世界ランク322位のG・モンフィス(フランス)、2回戦で同187位のL・ロコリ(フランス)を下し8強入りすると、準々決勝では18歳で世界ランク86位のL・ヴァン・アッシュ(フランス)、準決勝で同241位のH・マイヨ(フランス)を下し決勝に駒を進めている。
この日の第1セット、ファーストサービスが入ったときのポイント獲得率が45パーセントの留まったマレー。第1ゲームから4ゲームを連取されるとリターンゲームでは1度もブレークチャンスを掴めず、29分で先行される。
それでも続く第2セット、マレーは第2ゲームでブレークに成功。その後も攻勢を強めると第4ゲームでブレークを奪い、ゲームカウント5-0とリード。ポールにブレークチャンスを与えず、セットカウント1-1に追いつく。
迎えたファイナルセット、第1ゲームでブレークチャンスを掴んだマレー。最後はポールのボールがネットにかかりブレークに成功。その後もブレークチャンスを握ると第7ゲームで2度目のブレークを奪い、今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で4強入りしたポールに1時間54分で勝利した。
マレーは2005年にビンガムトン・チャレンジャーとアプトス・チャレンジャー(アメリカ/アプトス、ハード、ATPチャレンジャー)で優勝しており、今回の勝利でチャレンジャー大会では3度目のタイトル獲得となった。
一方、敗れたポールは2019年9月のティブロン・チャレンジャー(アメリカ/ティブロン、ハード、ATPチャレンジャー)以来 約3年7カ月ぶり5度目のチャレンジャー大会優勝とはならなかった。

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