男子テニスのエクスプロヴァンス・オープン(フランス/エクサンプロヴァンス、クレー、ATPチャレンジャー)は5日、シングルス準々決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場する第5シードのA・マレー(イギリス)が18歳で世界ランク86位…

男子テニスのエクスプロヴァンス・オープン(フランス/エクサンプロヴァンス、クレー、ATPチャレンジャー)は5日、シングルス準々決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場する第5シードのA・マレー(イギリス)が18歳で世界ランク86位のL・ヴァン・アッシュ(フランス)を6-2, 7-6 (8-6)のストレートで破り、ベスト4進出を果たした。
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35歳で元世界ランク1位のマレーは今季、2月のカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)ではA・ズベレフ(ドイツ)L・ソネゴ(イタリア)らを下して決勝に進出。決勝では第3シードのD・メドベージェフに敗れるも準優勝をおさめた。
その後、3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)で3回戦敗退となると続くマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)、4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)、現在行われているムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)で初戦敗退を喫している。
昨年6月のサービトン・トロフィー(イギリス/サービトン、芝、ATPチャレンジャー)以来のチャレンジャー大会出場となったマレー。今大会、1回戦で世界ランク322位のG・モンフィス(フランス)、2回戦で同187位のL・ロコリ(フランス)を下し8強入りした。
対戦相手のヴァン・アッシュは2021年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)・ジュニアのチャンピオンで、同年にジュニア世界ランク1位を記録したフランス期待の新鋭。今季は3月のチャレンジャー2大会で優勝している。
ヴァン・アッシュと初対戦となったこの日の第1セット、マレーはファーストサービスが入ったときに88パーセントの高い確率でポイントを獲得。第1ゲームで1度のブレークポイントを凌ぐと第5ゲームから4ゲームを連取し、先行する。
続く第2セットでは第1ゲームでブレークを許すも直後の第2ゲームでブレークバックに成功。その後はサービスキープが続くと第10ゲーム、マレーが15-40とし2度のマッチポイントとなるブレークチャンスを得る。しかし、これを活かせずタイブレークに突入。それでも2度のセットポイントを凌いだマレーは1度のマッチポイントをものにし、1時間54分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPの公式サイトにはマレーのコメントが掲載されており「とてもタフな試合展開だった。もし、第3セットまでいっていたら、昨日の長い試合の後だったので大変だっただろう。昨日は長い試合だったからね。昨日から回復したことを考えると、とてもいいプレーができたと思う」と語った。
勝利したマレーは準決勝、ラッキールーザーで本戦入りした世界ランク241位のH・マイヨ(フランス)と対戦する。マイヨは準々決勝で第6シードのA・ブブリク(カザフスタン)を6-3, 6-1のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードのT・ポール(アメリカ)と世界ランク95位のD・ゴファン(ベルギー)が4強入りしている。

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