今週は東京競馬場でNHKマイルC(芝1600m)が行われる。かつては「マル外のダービー」と称されたレース。現在は3歳春のマイル王決定戦の舞台として行われるだけでなく、今後の短距離路線を占ううえで重要な意味を持つ一戦となっている。
過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに出走馬を分析していく。ここでは「穴馬データ」としてセッションを取り上げる。
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■長めの距離適性が重要な本レース
自身初のマイル戦となった前走アーリントンCは勝ち馬とタイム差なしの2着。先行抜け出しを身上とするスタイルゆえ何かに差されてしまうケースが目立っているが、年明け以降の惜敗に終止符を打つ可能性を感じるデータをご紹介したい。
・芝1800m以上のオープンクラスで3着内→10年中9年で馬券内
タフな流れになりやすい本レースは長めの距離をこなせるスタミナが求められる。昨年の勝ち馬ダノンスコーピオンや一昨年の勝ち馬シュネルマイスター、14人気2着と激走をはたしたケイデンスコールも前述のデータに該当した馬だ。
この馬について補足すると、デビューから弥生賞まで芝1800~2000mの距離を連戦。弥生賞で3着に入ったワンダイレクトとは若駒Sで0秒3差だった。非凡なマイル適性は前走アーリントンCで証明済み。クラシック出走馬と好勝負を演じた経験はこの舞台で活きることだろう。
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▼競馬ストーリーテラー・田原基成の重賞分析TV「2023NHKマイルC-注目馬分析編」
著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家 競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。