女子ゴルフの国内メジャー第1戦・ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ(茨城県・茨城ゴルフ倶楽部 西コース / 6780ヤード、パー72)は4日、第1ラウンドが行われ、宮澤美咲が4バーディ、2ボギーの70で回り、通算2アンダー…

女子ゴルフの国内メジャー第1戦・ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ(茨城県・茨城ゴルフ倶楽部 西コース / 6780ヤード、パー72)は4日、第1ラウンドが行われ、宮澤美咲が4バーディ、2ボギーの70で回り、通算2アンダーで単独首位発進した。1打差1アンダー2位タイに、吉田優利、金澤志奈、工藤優海がつけた。

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■アンダーパーわずか4人の過酷な戦い

密集度が高く、長いラフと、硬くて速いグリーン。メジャーならではの難しいセッティングに、多くの選手たちが苦しみ、アンダーパーがわずか4人となった初日。

そんな中、単独首位に立ったのがプロ2年目、メジャー初挑戦となる宮澤。幸先よく1番パー4でバーディ発進すると、7番までパーセーブを続ける。8番パー3でこの日初めてのボギーをたたくも、前半を1バーディ、1ボギーのイーブンで折り返す。

後半10番でバーディ、14番ボギーとするも、15番パー3ですかさずバウンスバック、17番パー5もバーディとし、後半を3バーディ、1ボギーでまとめた。

2位タイの中で注目したいのは吉田。前半じっと我慢のゴルフを続けるも、8番でボギーが先行。インに入って10番でこの日最初のバーディ、15番パー3もバーディとしたが、16番でティーショットを曲げ、左の林に入れるトラブル。ここをなんとかボギーでしのぎ切り、最終18番をチップイン・バーディで締めてみせた。

グリーンが乾き、風も強まった午後スタート組では、吉田が唯一アンダーパーでのラウンド。明日に向け勢いを感じさせるフィニッシュとなった。

■主な上位選手順位

上位選手の主な順位は以下の通り。

1位 / 2アンダー / 宮澤美咲 2位タイ / 1アンダー / 吉田優利、工藤優海、金澤志奈 5位タイ / イーブンパー / 青木瀬令奈、リ・ハナ(韓国)、岩井明愛、吉本ひかる、木村彩子、イ・ソミ(韓国)

鈴木愛、ささきしょうこ、上田桃子は1オーバー11位タイ。岩井千怜は2オーバー位19タイ。山内日菜子、山下美夢有、穴井詩、キム・スジ(韓国)は3オーバー29位タイ。小祝さくら、稲見萌寧、安田祐香、パク・ミンジ(韓国)、西郷真央、申ジエ(韓国)は4オーバー42位タイ。

馬場咲希(アマチュア)は5オーバー61位タイ。原英莉花は6オーバー71位タイ。川﨑春花、神谷そら、菅沼菜々は7オーバー80位タイと出遅れた。

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文●河野道久

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初日を2アンダーでホールアウトした #宮澤美咲 選手にインタビュー🎥

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— 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA) (@JLPGA_official) May 4, 2023