現地3日には投手・大谷とヌートバーが対決する予定だ(C)Getty Images レアル・ソシエダの久保建英は現地時間5…

 

現地3日には投手・大谷とヌートバーが対決する予定だ(C)Getty Images

 

 レアル・ソシエダの久保建英は現地時間5月2日(日本時間3日)に行われたラ・リーガ第33節、レアル・マドリー戦にスタメン出場を果たし、後半2分に相手のパスミスからゴールを奪い、2-0での勝利に大きく貢献した。

 2試合ぶりの先発でインパクトを放った。後半開始早々、相手バックラインでのボール回しで、DFのエデル・ミルトンからGKティボー・クルトワへのパスが流れたところに、右サイドから久保が反応し、一気に詰めるとワンタッチでゴールに押し込んだ。前節のオサスナ戦に続いての得点は、古巣を沈める会心の決勝ゴールとなった。

【動画】古巣のレアル・マドリーから決勝点!久保建英が決めた今季8ゴール目の映像

 

 前半よりコーナーキックなどからチャンスメイクでも存在感を見せ続けた背番号14の今季8ゴール目は、現地メディアでもその価値を高く評価しているようだ。スペイン紙『MARCA』は試合終了後、「クボがリベンジを果たす」と銘打ったトピックを配信。同メディアは、久保がゴールを決めたゲームはすべて勝利していることを以下の様に紹介している。

「この試合でのゴールは8点目であり、カディス(1-0)、ジローナ(5-3)、アスレティック・ビルバオ(3-1)、エスパニョール(3-2)、エルチェ(2-0)、ヘタフェ(2-0)、オサスナ(2-0)とレアル・マドリー(2-0)と、彼が決めるたびにチュリ・ウルディン(レア・ソシエダの愛称)は勝利をしている」

 さらに「この8ゴールにより、アレクサンダー・セルロートに次いでレアル・ソシエダで得点数も2位となり、今シーズンここまでチームにおけるベストアタッカーとして素晴らしいパフォーマンスを発揮している。クボは、このクラブのファンの新しいアイドルとなった」とプレーを称えた。

 また、スタンドの様子も伝えながらこの日のゴールの重要性を論じており「74分に交代したとき、アノエタに集まった35000人以上の観客が立ち上がって拍手を送った。自分の名前が唱えられた青と白の14番は、チャンピオンズリーグ出場となるリーグ4位を達成するために、ここ8試合で4ゴールという好調をさらに維持することを目指すだろう」と今後のゴール量産に期待を寄せた。

 ビッグクラブを相手にホームでスタンドを沸かせた久保建英。自身初の二桁得点達成や来季のCL出場権獲得も視野に捉えながらリーグ戦は残り5節となった。大きな成長を遂げた充実のシーズンは、いよいよクライマックスを迎えようとしている。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

【関連記事】マークがきつくなった三笘薫が「次のステップ」に進むには?鄭大世が見解「ゴールが取れなくても問題ない」

【関連記事】久保建英の争奪戦にイタリアビッグクラブも参戦か!?欧州メディアが報道「クボのスタイルはどちらにもフィットする」

【関連記事】なぜ久保建英は”飛躍”できたのか?鄭大世が指摘する「今シーズンの好調を生んだ”縁”」