岡本和の4号3ラン、ブリンソンの3号2ラン、4号3ランの3発で6点差を逆転 巨人は3日、東京ドームで行われたヤクルト戦を…
岡本和の4号3ラン、ブリンソンの3号2ラン、4号3ランの3発で6点差を逆転
巨人は3日、東京ドームで行われたヤクルト戦を8-7で勝利し連敗をストップした。岡本和の3ラン、ブリンソンの1試合2発と一発攻勢で6点差をひっくり返す逆転劇だった。ただ、記録に残らないミスも多々あり野球評論家の新井宏昌氏は「5割復帰、上位を狙うためには細かい部分で修正は必要になってくる」と分析した。
お得意の一発攻勢で勝利を掴んだ。まずは6点を追う4回に岡本和が左翼席へ4号3ランを放つと、続く5回にはブリンソンが3号2ランを放ち1点差に。そして、2点を追う8回に2死一、二塁から再びブリンソンが打った瞬間の4号逆転3ランを放ち最後は守護神・大勢が試合を締めくくった。
序盤の劣勢ムードを吹き飛ばした“3発8得点”の攻撃に新井氏は「巨人が得意とする本塁打攻勢。ブリンソンは癖のないフォームでスイングも力強く、1本出ると止まらない固め打ちができるタイプ。まだ打席数は少ないが今後にも期待できる助っ人なのではないでしょうか」と評価した。
ただ、一方で投手陣は不安が残る内容だった。今季2度目の先発となった左腕・高橋は1回2/3、5安打3失点で早々に降板。2番手でマウンドに上がった堀岡も2回こそ無失点に抑えたが3回は3安打2四球2失点の乱調とピリッとしなかった。
ここまで12球団トップの27本塁打をマークしているが、チーム防御率は12球唯一の4点台となる4.14と課題は明確だ。先発投手に白星が付いたのは4月26日・阪神戦(甲子園)の戸郷が最後で、この試合を含め6試合連続で“先発勝利”は表れていない。
無駄な進塁で追加点、記録に残らないミスに「いかに無駄な失点を減らしていくか」
直近3試合をみても計25失点という現状に新井氏は「得意とする変化球を要求するのはいい。ただ、走者を背負うと打たれたくないという気持ちが強いからか、初球の入りから変化球主体になるのが気になります」と、正捕手として起用されている大城の配球を指摘した。
リード面以外にも3回無死一、三塁から堀岡が長岡を投ゴロに打ち取ったが、挟殺プレーで1死二、三塁とした場面を振り返り「投手が1-6-3が無理と判断して本塁に投げた。大城が素早く三塁でアウトにしないと行けない場面。打者走者も二塁へ進めピンチを広げてしまった」と、記録に残らないミスだったことを口にする。
その他にも先制を許した2回1死二、三塁から内山に中前2点適時打を浴びた際の中堅・ブリンソンが本塁へ見せたダイレクト送球。これも打者走者は二塁へ進塁し、その後に浜田の左前適時打で3点目を献上するなど細かなミスが目立った。
「打たれるのは仕方ないとして、いかに無駄な失点を減らしていくか。5割復帰や上位を目指すにはそういった部分も必要になってくる。打線が好調ですし、まだシーズンは始まったばかり。投手陣に不安があるだけに、そういった部分から修正していきたい」
劇的な逆転劇で勝利を収めた原巨人。まだまだ課題はあるが、この1勝を浮上のきっかけにしたいところだ。(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)