2023年4月30日(日)東京・青山のWALL&WALLにてブレイキン・バトルイベント「COMIC THE FINAL 2023」が開催された。「COMIC」とはBBOY JURAのオーガナイズによるU-22 or 学生限定バトルイベントで…
2023年4月30日(日)東京・青山のWALL&WALLにてブレイキン・バトルイベント「COMIC THE FINAL 2023」が開催された。「COMIC」とはBBOY JURAのオーガナイズによるU-22 or 学生限定バトルイベントであり、年齢制限のない「オープン2on2 Battle」と、約1年間の予選を勝ち抜いたチャンピオンのBBOY5名とワイルドカード3名による「7 TO SMOKE」 がコンテンツとして実施された。
GOODFOOT(GENROC & YOSHIKI)やBRANDZ(SteezySkee & RookBrandz)のゲストバトラーをはじめ、様々な世代が参加した2on2 Battleや、学生シーン特有の熱い盛り上がりを見せた「7 TO SMOKE」など、大きなインパクトを残した「COMIC THE FINAL 2023」。
本記事ではイベント当日のレポートをお届けする。
2on2 Battle Winner「FOUNDNATION」
FOUNDNATION
本イベントのJUDGEには、ayumugugu(nine states bboys / NOAHLEPO / botanic)、KATSUYA(THE FLOORRIORZ / TAKE NOTICE)、BAL.(NAKED GUNZ / KICKS SENCE)、TONO(RHYTHM SNEAKERS)の4名が名を連ね、バトルDJはGABAWASH(BEFEEMOSS)が務めた。
予選のサークルオーディションから多くのBBOY / BGIRLが熱量の入ったムーブを繰り広げ、序盤から会場のボルテージは最高潮に。TOP16では02’ / 03’世代が中心のCREW、Rock It Down(you the knock, kona)が北海道からのゲストバトラー、BRANDZ(SteezySkee & RookBrandz)とのバトルを制するなど、多くの名場面が生まれた。
BBOY KOSSY
ISSEI
バトルが進み、決勝戦はTOP4にて EDGW CYPHER(KODEE ONE, KEYEACH) を下したTOPWORKZ(Hilroc, T-LONE)と、ゲストバトラーであるGOODFOOT(GENROC, YOSHIKI)との戦いを制したFOUNDNATION(BBOY KOSSY, ISSEI)の組み合わせとなった。
決勝戦は各ラウンドごとにジャッジを行い計4ポイント先取で勝者が決まる形式となり、会場中の視線が中央に集まった4名のBBOYに注がれた。
幸先よくFOUNDNATIONが2ポイントを取り勢いを付けるも、TOPWORKZも3ラウンド目でHilrocがポイントを奪う。しかしそこからISSEI、BBOY KOSSYが貫録のパフォーマンスで連続でポイントを取り、見事勝利をつかみ取った。
優勝したFOUNDNATIONの両者は、落ち着いたバトル運びの中にも熱いバトルマインドと説得力のあるスキルで会場中を納得させた。
7 TO SMOKE Winner:「philip」
philip
今回の 7 TO SMOKEには、SAKAZUKI(VANDALISM / DUKES HARDCORE)、ZENON(FOUND NATION / EDGW CYPHER)、Lón(”樂” / GRILLZ)、shuty(dressedcity / loopyloop / worksjap)、raw(Hoodizm / STRILLZ)、philip(gun smoke breakers)、HEAVEN(Hoodizm)、LEX (FOOLIGUNZ)の8名が名を連ねた。
7 TO SMOKE とは30分間の中で、8名のBBOYが順番にバトルを行う。勝ち残り形式となり、7ポイントを先取したBBOYが勝者となるフォーマットだ。
それぞれのBBOYが自身のスタイルを前面に押し出し、死力を尽くして30分間の激闘を繰り広げた。
そんな激戦を制して優勝を勝ち取ったのは兵庫からWILDCARDとして参戦した philipだ。 オリジナリティあふれるレッグワークからのフリーズやしなやかなフローで、自らのスタイルを東京のシーンでも惜しみなく発揮した。
出場した8名のBBOYは自分自身のBREAKING、そしてレペゼンを背負い、1年間の集大成の場で濃密な30分間のバトルを展開した。それぞれの個性やスタイルが光りそれを多くの仲間が声を上げて応援する、学生シーンの素晴らしさを見せてくれた7 TO SMOKEであった。
優勝者コメント
2on2 Battle Winner:FOUNDNATION(BBOY KOSSY, ISSEI)
BBOY KOSSY:今回のイベントは関東の若手がやっているという話だけ聞いていて「どんな感じなんだろう」とは思ってはいました。それでいざ来たらめちゃくちゃハイレベルだったっていう(笑)
空間造りもそうだし、来ている人たちもそうだし、盛り上がり方が一つになっていて凄く良いイベントだったなと思いました!ありがとうございました!
ISSEI:僕は小さいころから現場に来ていて当時の同年代の人ってポツポツしかいなかったので。でもこのイベントはヤバイ同年代がイベントを作っていて、一緒にこういった時間を共有できるというのはめちゃくちゃ嬉しい事でした。あとはめちゃくちゃ尊敬している、チームメイトであり家族でもあり、仲間でもありライバルでもあるKOSSYさんと、一緒にモチベーションを上げながら踊れたのでとても楽しかったです!
COMIC 7TO SMOKE Winner:philip
philip:今回の7 TO SSMOKEはグラチャンといった形式で、自分はWILD CARDとして呼んで頂きました。こういったプロップスをもらえる場所があって頑張っていけるので、本当にありがたいなって思います。僕は予選のvol.2で準優勝だったんですけど、それでまた2回目にvol.3に出た時に予選で負けてしまって。そこを支えてくれた周りの人たちがいたので、分かりやすい場所で勝ちを届けられて良かったです。まああとはみんな楽しく好きなことをやっていきましょう!
オーガナイザー JURA コメント
BBOY JURA
まずは本日のイベントを振り返ってみていかがでしたか
JURA:僕はCOMICに来てくれる人に対して一人一人対価を与えたいっていうのもあるし、自分が学生シーンで育ってきたので、学生シーンも全部まとめてHIPHOPとして育ってきたものに恩返ししたいという想いがありました。今年は去年より更にパワーアップさせて、皆に「ヤバイ!」と言われたいっていう願望も強かったので、そういった気持ちも踏まえて今日は完璧でした(笑)
プレイヤーの勝ちたいとかレペゼンしたいとか、色んな目的が調和されていって一つの現場になっていたので、運営としてみんなを奮い立たせることができたのかなと思います!
バトル全体を通しての印象はいかがでしたか
バトル見ていて思ったのは、後輩や先輩、同年代など色んな年代がミックスされていました。そういう雰囲気がバトルを見て感じられたから自分にとっては全部のバトルが思い出です。優勝したFOUNDNATIONさんもずっとリスペクトがある上の人たちだったけど、そういう人たちが来る場所を作れるのもイベントを行うことの醍醐味だし自分の成長を実感できるポイントだと思います。
来年の目標があれば教えてください!
来年もFINALをやると考えると、エントリーしてくれたり観戦に来てくれる人がいて成り立っているものなので、もっと人数を増やせるように自分自身がもっとカッコよくなっていきたいですね!自分がCOMICの顔として、プレイヤーとしても良いプレッシャーでダンスができているので、イベントをやることは良いことだと思うけれど、自分が何をしたいのか、何を発信したいのか、何が好きで体現するのかを明確にして本気で行動すれば必ず結果として返ってくると思います。それを踏まえてやりたいことをやるのはとても良いことだし、その手段の一つがダンスイベントだと思います!なので自信を持ってやりたいこと本気でやっていこうと、若い世代にも伝えていきたいです。カマしましょう!
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