男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は2日、シングルス4回戦が行われ、予選から出場している世界ランク121位のA・カラツェフが第2シードのD・メドベージェフを7-6 (7-1),…

男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は2日、シングルス4回戦が行われ、予選から出場している世界ランク121位のA・カラツェフが第2シードのD・メドベージェフを7-6 (7-1), 6-4のストレートで破り、「ATPマスターズ1000」初のベスト8進出を果たした。
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予選2試合を勝ち抜き本戦入りした29歳のカラツェフ。カラツェフは2021年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で予選から出場しD・シュワルツマン(アルゼンチン)F・オジェ アリアシム(カナダ)G・ディミトロフ(ブルガリア)らを下して四大大会初の本戦でベスト4に進出する快進撃を見せた。最後は準決勝でN・ジョコビッチ(セルビア)に屈している。
その後3つのツアータイトルを掴み自己最高14位という記録を残したものの、昨シーズン後半から徐々にランクを落とし、現在は121位となっている。
今大会、1回戦でL・ジェレ(セルビア)、2回戦で第23シードのB・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)、3回戦でA・デ ミノー(オーストラリア)を破って16強へ駒を進めた。
メドベージェフとの4回戦、カラツェフはファーストサービスが入ったときに79パーセントの確率でポイントを獲得。サービスゲームでは4度のブレークポイントを与えたもののブレークは1度に抑えた。リターンゲームでは2度のブレークチャンスを創出しそのどちらもブレークに繋げる決定力を見せ、1時間36分で勝利した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはカラツェフのコメントが掲載されている。
「トッププレーヤーとの対戦では、より集中しなければならないし、100パーセントの力を発揮しなければならないんだ。一貫して精神的にタフでなければならないけど、いまはうまくいっていると思う。自分のプレーにとても満足しているよ」
準々決勝では世界ランク99位のジャン・ジジェン(中国)と対戦する。ジャンは4回戦で第8シードのT・フリッツ(アメリカ)をフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードのC・アルカラス(スペイン)、第17シードのB・チョリッチ(クロアチア)らが8強へ駒を進めている。

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