男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は2日にシングルス4回戦が行われ、第10シードのK・ハチャノフが第5シードのA・ルブレフを7-6 (10-8), 6-4のストレートで破り、大…

男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は2日にシングルス4回戦が行われ、第10シードのK・ハチャノフが第5シードのA・ルブレフを7-6 (10-8), 6-4のストレートで破り、大会初のベスト8進出を果たした。
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現在世界ランク12位のハチャノフは今シーズン、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でベスト4進出すると、3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)でもベスト4に駒を進めた。
両者はジュニア時代からしのぎを削っており、ツアーレベルでは5度目の対戦で、2勝2敗。直近は今年4月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)3回戦で対しており、その時はハチャノフが6-7 (4-7), 2-6のストレートで敗れている。
この試合の第1セット、両者相手にブレークポイントを与えないプレーを披露しタイブレークに突入。タイブレークではルブレフが先に2本のセットポイントを握るも、これをしのいだハチャノフが3度目のセットポイントをものにし先行する。
続く第2セット、第3ゲームでハチャノフがこの日初めてのブレークに成功すると、自身のサービスゲームではファーストサービス時に83パーセントという高い確率でポイントを獲得しルブレフにブレークを許さず1時間42分で勝利し、同大会初のベスト8進出を果たした。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにハチャノフのコメントを掲載し「何年も一緒に練習しているから、お互いのプレーを完璧に理解している」と語った。
「何を期待されるかもわかっているし、もちろんお互いに緊張している。僕たちは仲は良いが、コート上ではライバルでもある」
「2人ともサービスがとてもよくて、第1セットではリターンのチャンスがなかったよ。モンテカルロと同じように、タイブレークが非常に重要だったね。モンテカルロでは彼が第1セットをタイブレークで取り、第2セットではより自信をもってプレーした」
ハチャノフはルブレフとペアを組みダブルスでも今大会準々決勝に勝ち残っている。この後のダブルスの試合については「それを受け入れるために、少し時間が必要かもしれないね。モンテカルロでもそうだった。前日にダブルスを組んで、とてもタイトな試合で負けてその次の日に彼が僕を倒した。一日経てば人生は続く。彼は今年うまくいっているし、僕もうまくいっている、ただただ幸せだよ」
勝利したハチャノフは準々決勝で第1シードのC・アルカラス(スペイン)と第13シードのA・ズベレフ(ドイツ)の勝者と対戦する。

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