米女子ツアー「ハンファ・ライフプラス・インターナショナル・クラウン」(カリフォルニア州/TPCハーディング・パーク)は4日(日本時間5日)、開幕を迎える。 本大会はLPGA主催で2014年に始まった女子ゴルフ世界一を決める国別対抗戦で、今年…

米女子ツアー「ハンファ・ライフプラス・インターナショナル・クラウン」(カリフォルニア州/TPCハーディング・パーク)は4日(日本時間5日)、開幕を迎える。

本大会はLPGA主催で2014年に始まった女子ゴルフ世界一を決める国別対抗戦で、今年は5年ぶり4回目の開催となる。これまで隔年で開催されてきたが、コロナ禍の影響で18年以降は開催を見送っていた。

試合形式は、初日、2日目、3日目のフォアボール形式のダブルスマッチプレーと最終日のシングルスマッチとフォアサムマッチ(1つの球を交互にプレーして各ホールのスコアを競う)で行われる。予選ラウンドでは、勝利で1ポイント、引き分けで0.5ポイントが加算され、累積ポイント上位4カ国が決勝進出。最終日はシングルマッチ2名とフォアサムマッチ2名に分かれて行い、直接対決を制した国が優勝となる。

出場チームは、昨年11月の世界ランキングをもとにアメリカ、韓国、日本、スウェーデン、イングランド、タイ、オーストラリア、中国の8カ国に決定。日本は畑岡奈紗、古江彩佳、笹生優花、渋野日向子の4名で出場する。

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■歴代最強布陣で初優勝を狙う

過去3大会、日本の最高順位は、2014年に宮里藍、宮里美香、横峯さくら、比嘉真美子の4人で挑んだときの3位タイだが、14年以外ではベスト3に残れず、世界の厚い壁に阻まれている。

前回18年の大会では、3日目に決勝ラウンド進出をかけたアメリカ戦で、畑岡・上原ペアが貴重な勝ち星をもぎ取ることに成功。しかし成田・比嘉ペアが敗退したため、ワイルドカード枠をかけたプレーオフへ。日本、タイ、オーストラリアによる三つ巴の戦いは、タイのモリヤ・ジュタヌガーンが劇的なチップイン・イーグルを決め、日本は初の予選敗退を喫した。

今回は、その悔しさを味わった畑岡をはじめ、古江、笹生、渋野の4人。歴代出場選手を見ても世界ランキング上位の過去最強メンバーがそろう。

これまでの日本代表メンバー

注目したいのは、昨年5月に行われた「バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー」で2位という実績を持つ古江彩佳。マッチプレーにおいて古江の粘り強さは相手に相当なプレッシャーを与えることは間違いない。そこに爆発力のある畑岡、笹生、渋野が勢いにのれば日本の優勝は大いにあり得る。

過去最強の布陣となった今年、どのようなドラマを見せてくれるのか。日本代表の活躍に注目だ。

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文●SPREAD編集部