男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は30日、シングルス3回戦が行われ、第29シードのA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)が第6シードのH・ルーネ(デンマーク)を7-6 (7-…

男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は30日、シングルス3回戦が行われ、第29シードのA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)が第6シードのH・ルーネ(デンマーク)を7-6 (7-1), 5-7, 7-6 (7-5)のフルセットで破り、初のベスト16進出を果たした。
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序盤から激しいストロークの打ち合いとなったこの試合、互いにチャンスは創出するもブレークが生まれない展開のなかタイブレークに突入。このセットではファーストサービスが入る確率が80パーセントと高い水準を維持したダビドビッチ フォキナがこれを制し先行する。
第2セットも競ったプレーが見られるなか、第5ゲームでルーネにこの試合初のブレークを許しリードされるも、直後の第6ゲームでブレークバックに成功しイーブンに。その後は互いにブレークチャンスを握るが決定的なポイントを奪うことができず迎えた第11ゲーム、このセット7度目のブレークポイントを凌ぎ切れなかったダビドビッチ フォキナがリードを許し、セットカウント1-1に追いつかれた。
ファイナルセット、第1ゲームでいきなりブレークされたものの、第2ゲームでブレークバックしたダビドビッチ フォキナは第8ゲームでリードを奪うブレークに成功。しかし、ルーネも底力を見せ第9ゲームでブレークし再びタイブレークへ。一進一退の攻防が続くなか、2度のミニブレークに成功したダビドビッチ フォキナが3時間5分の激闘を制し、16強への切符を掴んだ。試合終了は深夜1時を回っており、満身創痍での突破となった。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはダビドビッチ フォキナのコメントが掲載されている。
「精神的にも肉体的にも、とてもハードだった。ルーネとても良い選手だ。いつブレークポイントを握られるかわからないから、どのサービスでも集中しなければならなかった。ファイナルセットもチャンスはあったけど、緊張していたし、ポイントを取るのに少し不安もあったよ。でも、うまくいったし、とてもハッピーだ」
4回戦では第17シードのB・チョリッチ(クロアチア)と対戦する。チョリッチは3回戦で第12シードのH・フルカチュ(ポーランド)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードのC・アルカラス(スペイン)、第5シードのA・ルブレフ、第10シードのK・ハチャノフ、第13シードのA・ズベレフ(ドイツ)らが16強へ駒を進めた。

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