自分の土俵で戦った斎藤が判定で勝利を収めた(C)RIZIN FF 格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 5」が4月29日、東京・国立代々木第一体育館で開催され、第8試合で初代RIZINフェザー級王者の斎藤裕と平本蓮が激突。接…

自分の土俵で戦った斎藤が判定で勝利を収めた(C)RIZIN FF

 格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 5」が4月29日、東京・国立代々木第一体育館で開催され、第8試合で初代RIZINフェザー級王者の斎藤裕と平本蓮が激突。接戦の末、斎藤が判定2-1で平本を下した。

【動画】判定の瞬間にくっきり分かれた光と影…斎藤裕の「歓喜」と平本蓮の「落胆」の映像

 斎藤は平本が得意な打撃にまったく付き合わなかった。平本との間合いを測りつつ、タックルで一気に距離を詰めて自分のペースに持ち込む。平本の粘り腰もあってテイクダウンにはなかなか持ち込めなかったが、ケージに押し付けて有効打を打たせず、判定勝利に持ち込んだ。

 試合後のインタビューでは、満員御礼の13837人が詰めかけた会場に向けて、涙をこらえながら感謝の気持ちを伝えた。

「応援ありがとうございます。平本選手ありがとうございました。本当に盛り上がりましたね、試合前とか。内容はまだまだだと思いますが、負け続けても応援し続けてくれた人たちが本当に温かく感じて、自分自身諦めなくてよかったなと思っています。また次の試合でたくさんの応援よろしくお願いします」

 斎藤は2021年10月に牛久絢太郎に敗れると、同年12月に朝倉未来、翌2022年4月には再び牛久に負けて3連敗。苦しい時期を過ごした。復帰戦でしぶとくもぎ取った1年10か月ぶりの勝利は、元フェザー級王者にとって大きな転機になりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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