■ボルドグフーシュ
【中間調整】アスククターモアがスムーズな競馬でレコード勝ちを収めた菊花賞で、馬群を縫うように伸びハナ差まで迫り2着。続く有馬記念も後方から長くいい脚を使って2着に入った。いわゆる八大競走で連続2着は並の馬にできる芸当ではなく、国内長距離カテゴリではトップクラスの実力馬と言っていいだろう。前走・阪神大賞典は内で絶妙に立ち回ったジャスティンパレスに敗北し、これで3戦連続の2着。“シルバーコレクター”返上へ、予定通り天皇賞・春に向かってくる。
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山元トレセンへの短期放牧を経て4月7日に栗東へ帰厩。9日にさっそく坂路14-14をこなせたあたり、放牧で緩んだ様子は感じられない。19日の1週前追いには川田将雅騎手が騎乗し、CW単走で終い重点の内容を消化。序盤はリズミカルに進み、鞍上との抜群の意思疎通ぶりを見せると、大外を通った直線では仕掛けに鋭く反応しスパッと切れた。この時点でレースに出てもいいぐらいの雰囲気。
【最終追い切り】レース当週は坂路単走。川田騎手が騎乗し、セーブ気味に入る終い重点の内容をこなした。緩い入りながら序盤から高いモチベーションを感じさせるように大きなストライドでグイグイ進み、ラストもまったく馬なりのまま豪快に加速した。この日の馬場が降雨で渋り、かなり走りにくいコンディションだったが、ブレのない力強い走りができていたのは好感。
【見解】前走時の攻めもよく見えたが、この中間の動きはさらにレベルアップ。外々を大きく回した1週前追いでメリハリのある内容を消化したあたりは、3200mのGIレースに向けて準備万端といったところ。走りにくかった今週の坂路で力強く加速できてあたり、身体面の充実ぶりも見てとれる。目下絶好調。絶対王者を下すならこの馬か。
総合評価「S」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。
■天皇賞春2023 調教動画(ボルドグフーシュ)























