男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は26日にシングルス1回戦が行われ、世界ランク84位のS・ワウリンカ(スイス)が同39位のM・クレッシー(アメリカ)を6-7 (3-7), 6…

男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は26日にシングルス1回戦が行われ、世界ランク84位のS・ワウリンカ(スイス)が同39位のM・クレッシー(アメリカ)を6-7 (3-7), 6-3, 7-6 (7-4)の逆転フルセットで破り、初戦突破を果たした。
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2019年以来4年ぶりの出場となった元世界ランク3位のワウリンカ。同大会では2013年に準優勝、2019年にはベスト8進出を果たしている。
38歳のワウリンカはこの試合の第1セット、6本のサービスエースを決めるなどクレッシーにブレークを許さずにサービスゲームをキープ。しかし、リターンゲームでは1度もチャンスを握れずにタイブレークに入ると、2度のミニブレークを奪われ先行される。
第2セット、第4ゲームで両者を通じてこの試合初のブレークに成功し流れを掴むと、ファーストサービスが入ったときに79パーセントの確率でポイントを獲得したワウリンカが、挽回を許さずにセットカウント1-1に追いつく。
迎えたファイナルセット、互いにサービスゲームのキープが続き1度もブレークポイントが生まれないなか再びタイブレークへ。先にミニブレークされたワウリンカだったが、1-3から3ポイントを連取して逆転に成功すると、4-4から再び3ポイントを連取。初めて手にしたマッチポイントをものにして、2時間27分の接戦を制した。
今大会、シングルス本戦ドローでは最年長選手となったワウリンカ。男子プロテニス協会のATP公式サイトには勝利後のコメントが掲載されている。
「本当にタフな試合になると思っていたから、すごくうれしいよ。彼(クレッシー)はタフな選手で、特に、速いコンディションでは大きなプレッシャーをかけてくる。ゲームをコントロールするのは簡単じゃないし、ラリーも多くならない。僕は落ち着いて、サーブでできる限りアグレッシブにいこうとした。その戦いに勝てたのは素晴らしいことだ」
2回戦では第5シードのA・ルブレフと対戦する。今大会シード勢は1回戦免除のためルブレフはこの試合が初戦となる。
「2回戦もいいプレーができると思う。彼(ルブレフ)は絶好調だし、厳しい戦いになるだろうけど、僕にとっては大きなチャレンジだ。そもそもチャレンジこそが、僕がプレーを続ける理由なんだ」
同日には世界ランク41位のE・ルースブオリ(フィンランド)や同43位のR・ガスケ(フランス)、同55位のA・ブブリク(カザフスタン)、同58位のA・モルカン(スロバキア)らが初戦を突破した。

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