武豊騎手がヒュミドール(セ7、美浦・小手川準厩舎)で天皇賞(春)(4歳上・GI・芝3200m)の6年ぶり9勝目を狙う…

 武豊騎手がヒュミドール(セ7、美浦・小手川準厩舎)で天皇賞(春)(4歳上・GI・芝3200m)の6年ぶり9勝目を狙う。

 武騎手はこれまで天皇賞(春)に28回騎乗。初騎乗の89年にイナリワンで初制覇を果たすと、90年のスーパークリーク、91&92年のメジロマックイーンと4連覇。「平成の盾男」の異名をとると、その後も99年のスペシャルウィーク、05年のディープインパクト、16&17年のキタサンブラックと4勝を加えて、歴代最多となる通算8勝。通算成績は[8-6-4-10]の勝率29%、複勝率64%だから“凄い”の一言だ。

 今年は初騎乗となるヒュミドールで参戦する。これまで重賞では3回ある2着が最高だが、3000mを超えるレースでは前走のダイヤモンドSでクビ差の2着になるなど、3戦全てで掲示板を確保。スタミナには太鼓判を押せる。

 武騎手がテン乗りの馬で天皇賞(春)を勝てば、89年のイナリワン以来で34年ぶり。伏兵で令和初の盾制覇となるか、その手綱さばきに注目したい。