男子プロテニス協会のATPの公式サイトは21日、世界ランク217位の望月慎太郎のインタビューを掲載。元世界ランク4位の錦織圭だけでなく、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平やサンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有など日本の野球選手からも刺激…

男子プロテニス協会のATPの公式サイトは21日、世界ランク217位の望月慎太郎のインタビューを掲載。元世界ランク4位の錦織圭だけでなく、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平やサンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有など日本の野球選手からも刺激を受けていることを明かしている。
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望月は大谷やダルビッシュのオフの過ごし方を研究し、その一部を自分のトレーニングプランに取り入れるようにしていると明かしており「野球はよく見ます。先月はWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)を観ました。日本の試合はほとんど観ましたが、素晴らしい選手はたくさんいます。MLB(メジャーリーグベースボール)でプレーしている日本人選手も何人かいますから、よく見ています」と語っている。
「特に大谷翔平選手とダルビッシュ有選手がお気に入りです。会ったことはありませんが、彼らは栄養やフィットネスにとても厳しく、やっていること全てがすごいと思います。だから、あのレベルでプレーできているのだと思います。僕は野球選手から色々なことを学んでいます。彼らは試合、練習、睡眠など全てに目的を持っていますし、そして休息をとても重要視している」
「試合後や試合前に何をしているのか、日頃の様子など、そういったことはいつも知りたいと思っています。インターネットで彼らを検索するようにしています。機会があれば彼らに会って、いろいろと質問してみたいです」
19歳の望月は今年3月のテキサス・テニスクラシック(アメリカ/ウェーコ、ハード、ATPチャレンジャー)で今季初めてチャレンジャー大会で8強入り。今月のチッタデーリャ・ディスフィーダ・オープン(イタリア/バルレッタ、クレー、ATPチャレンジャー)ではチャレンジャー大会のシングルスで初優勝を飾り、4月10日付のATP世界ランキングでキャリアハイの216位を記録している。
そのことを振り返り「予想外でした。僕のチャレンジャーでの最高成績はベスト4でした。でも、トーナメントで優勝するのは違います。5、6試合連続で勝たなければならないので本当に難しいです。自分ではできると信じていましたが、優勝した時は驚きました」と語った。
最後にIMGアカデミーで数年間練習を共にした錦織について次のように述べている。
「12歳か13歳でフロリダに引っ越してきたときに錦織選手を知りました。初めて会ったとき、彼はすでにトップ10に入るような選手でした。僕はプロテニスについて何も知らなかったので、“この人になら勝てるかもしれない!”と思っていました。今となっては彼が成し遂げたことはすごいことで、とても難しいことだと感じています」
「できないとは言いたくないですが、トップ5、トップ10に何年も居続けているのは非現実的です。それでも、僕もそうありたいですし、彼が過去にやったようなことをやってみたいです。実現するかどうかは分からないけど、できることは何でもやるつもりです」
「錦織選手に会うと、いつも優しく声を掛けてくれます。僕は知らないことがたくさんあるので彼にあったときは必ず聞くようにしています。彼はいつもアドバイスをしてくれる、とてもいい人なんです」