女子テニスのポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、レッドクレー、WTA500)は20日、シングルス2回戦が行われ、第1シードで昨年女王のI・シフィオンテク(ポーランド)が世界ランク25位のジャン・チンウェン(中国)を6…

女子テニスのポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、レッドクレー、WTA500)は20日、シングルス2回戦が行われ、第1シードで昨年女王のI・シフィオンテク(ポーランド)が世界ランク25位のジャン・チンウェン(中国)を6-1, 6-4のストレートで破り、初戦突破を果たすとともにベスト8進出を決めた。
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上位4シードは1回戦免除のためこの試合が初戦となった21歳のシフィオンテク。昨年の同大会ではE・ラドゥカヌ(イギリス)L・サムソノヴァA・サバレンカらを下し優勝を飾っており、今大会は2連覇を目指すなかでの初陣となった。
この試合、シフィオンテクはファーストサービスが入ったときに84パーセントの高い確率でポイントを獲得しチンウェンのブレークを1度に抑える。リターンゲームでは8度のブレークチャンスを創出し4度のブレークに成功するなど最後まで主導権を握り続け、1時間26分で勝利した。
女子テニス協会のWTA公式サイトにはシフィオンテクのコメントが掲載されている。
「最初から最後まで100パーセント集中して、テクニックや戦術を考える必要があると感じたの。いいテニスができたからかなり満足しているわ」
また、20歳のチンウェンに対しては「彼女は本当に才能があり、誰もがそれを見ることができると思う」と称賛のコメントを送った。
準々決勝でシフィオンテクは世界ランク17位のKa・プリスコバ(チェコ)と対戦する。プリスコバは2回戦で同23位のD・ヴェキッチ(クロアチア)をフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第4シードのC・ガルシア(フランス)、世界ランク14位のB・ハダッド=マイア(ブラジル)、同31位のP・バドサ(スペイン)らが8強へ駒を進めたものの、第5シードのC・ガウフ(アメリカ)、第6シードのE・ルバキナ(カザフスタン)は姿を消した。