2023年シーズンWRC第4戦クロアチアラリーは、4月20日(木)にシェイクダウンを終え、Mスポーツ・フォードのオィット・タナックがトップタイムとなる1分54秒7をマーク。1.0秒差の2番手タイムはトヨタのカッレ・ロバンペラ、1.1秒差の3…

2023年シーズンWRC第4戦クロアチアラリーは、4月20日(木)にシェイクダウンを終え、Mスポーツ・フォードのオィット・タナックがトップタイムとなる1分54秒7をマーク。1.0秒差の2番手タイムはトヨタのカッレ・ロバンペラ、1.1秒差の3番手にヒョンデのティエリー・ヌービルが続いた。4台目のトヨタGRヤリス・ラリー1をドライブする勝田貴元は3.3秒差の6番手につけている。

シーズン初の通常ターマックラリーとして開催されるクロアチア。ラリー前に行われたテストにおいて、ヒョンデのクレイグ・ブリーンがアクシデントに見舞われ、帰らぬ人となった。ヒョンデはラリーからの撤退も検討したが、遺族との話し合いの末、2台体制での参戦を決定。ブリーンもドライブする予定だったヒョンデi20 Nラリー1は、彼の母国アイルランド国旗をイメージした追悼カラーリングが施されている。

シェイクダウンは4月20日(木)の午前9時から、サービスパークが置かれたクロアチアの首都ザグレブから西にある「Okic(3.65km)」で実施。ラリー1をドライブするクルーの多くが1回のみの走行で切り上げ、トップクルーでは唯一ヒョンデのヌービルのみが2度の走行を行っている。

トップタイムのタナックから1.2秒差の4番手タイムはヒョンデのエサペッカ・ラッピ、2.2秒差の5番手にMスポーツ・フォードのピエール-ルイ・ルーベ。今回、ロバンペラとともにトヨタのマニュファクチャラーズ選手権登録されたセバスチャン・オジエは、3.6秒差の7番手でシェイクダウンを終えた。同じくトヨタのエルフィン・エバンスはマシントラブルから大きく遅れてのフィニッシュとなっている。

ラリーは翌21日金曜日、現地時間8時03分(日本時間15時03分)に、SS1の「Mali Lipovec - Grdanjci 1(19.20km)」をスタートする。

WRCクロアチア シェイクダウン暫定結果
1. O.タナック(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) 1/1 1:54.7
2. K.ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 1/1 1:55.7
3. T.ヌービル(ヒョンデi20Nラリー1) 2/2 1:55.8
4. E.ラッピ(ヒョンデi20Nラリー1) 1/1 1:55.9
5. P-L.ルーベ(フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1) 1/1 1:56.9
6. 勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1) 1/1 1:58.0
7. S.オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 1/1 1:58.3
36. E.エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1) 1/1 2:44.0
※各ドライバー名の後ろの数字は【ベストタイムをマークしたセッション/走行回数】