激しく抗議するシャーザー。不正物質の使用が認められれば10試合の出場停止となる(C)Getty Images サイ・ヤン…

激しく抗議するシャーザー。不正物質の使用が認められれば10試合の出場停止となる(C)Getty Images

 サイ・ヤング賞を3度受賞した右腕の退場劇が物議を醸している。

 メッツのマックス・シャーザーが現地4月19日(日本時間20日)、ドジャース対メッツ戦で粘着物質を使用したとされて退場処分となった。

【動画】「これはロジンだ!」粘着物質使用の疑いで退場になったシャーザーが、審判団に猛抗議する様子の映像

 シャーザーは2回終了後のチェックで手がベトついていたため審判の指示で手を洗い流し、3回裏の守備前にはグラブに粘着性が付いていたとしてグラブを交換。さらに、4回裏の前に再びチェックを受けた際にも、審判団が問題があるとして退場を宣告した。シャーザーは納得がいかない様子で「ロジンだ!」と主張したが、審判団はこれを退けた。

 MLB公式によれば、主審を務めたダン・ベリーノ氏は試合後、「イニング間に粘着物質のチェックをするようになってから3シーズン触ってきた中で、今回が一番粘着性が強かった」とコメント。一方のシャーザーは、「子供たちの命に誓って、他には何も使っていない。粘着していたものは汗とロジンで、異物は使用していない」と抗議したようだ。

 また、『ニューヨーク・ポスト』紙のジョエル・シャーマン記者が伝えたところによると、シャーザーの代理人であるスコット・ボラス氏は「MLBの基準とルールの施行は、客観的に検証可能な基準を義務付けるべきだ。もし競技の完全性を攻撃したいのであれば、明確で正確な基準が必要であり、そうでなければゲームと選手に損害を与えることになる」と憤り、さらに「MLBは、利用可能な科学的方法(主観的なものではない)を採用し、検証可能なルールを作成する必要がある」と語ったという。

 今後はMLBが審判団からの報告書を元に精査し、出場停止が妥当かどうかを判断することになる。シャーザーは違反が確定すれば自動的に10試合の出場停止となるが、果たしてどんな結末を迎えるだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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