6月26日、女性向けモータースポーツイベント「WOMEN IN MOTORSPORT DAY」のメインコンテンツとして、第1回女性レース大会「レディース No.1 レース(L1)」が富士スピードウェイ国際レーシングコースで開催された。L1は…

6月26日、女性向けモータースポーツイベント「WOMEN IN MOTORSPORT DAY」のメインコンテンツとして、第1回女性レース大会「レディース No.1 レース(L1)」が富士スピードウェイ国際レーシングコースで開催された。

L1は、FIA(国際自動車連盟)およびJAF(日本自動車連盟)WOMEN IN MOTORSPORT Commissionが公式サポートする女性だけのレース。『ヴィッツ』『ロードスター』『デミオ』など、全5クラスに25名の女性レーサーが参加した。

ウエットコンディションの中で行われた予選では、NCチャレンジクラスの山本絵里子がポールポジションを獲得。決勝スタート5分前には「WOMEN IN MOTORSPORT ドライビングレッスン」に参加していた女性ドライバー約80名も応援に駆けつけ、コントロールラインには、約100名の女性ドライバーが集結した。

直前まで降っていた小雨がやみ、難しいコンディションの下、8周の決勝レースがスタート。2番手スタートの関崎祐美子がポールポジションの山本を1周目で抜くと、後続のロードスターNDクラスでも三つ巴のトップ争いが始まり、ヴィッツクラスやデミオクラスでも激しく順位が変動した。

7周目、ヘアピンコーナーで2位を走行中の山本がトップの関崎に追突するアクシデントが発生。後続のNCチャレンジクラスの加藤沙也香とNDクラスの猪爪杏奈、小松寛子、岩岡万梨恵がトップ集団に浮上した。最終8周目、最終コーナーで1.5リットルエンジンのNDロードスターを駆る2位の猪爪が、2リットルエンジンのNCロードスターを駆るトップの加藤をかわしたが、加藤は2リットルエンジンの直線の伸びを活かし、ゴールのコントロールラインで鼻先50cmの差で勝利となった。

NCオープンクラスは関崎祐美子が優勝。NCチャレンジクラスでは加藤沙也香が優勝、2位 山本絵里子。NDチャレンジクラスは優勝 猪爪杏奈、2位 小松寛子、3位 岩岡万梨恵、デミオレースは、優勝 岡村英莉、2位 辻田慈、3位 蓬茨夕美、ヴィッツクラスは優勝 みなぴよ、2位 いとうりな、3位 小林真奈美という結果となった。

WOMEN IN MOTORSPORT DAYでは、「女性が好きな車で思いきり走る」をコンセプトに、L1レースのほかドライビングレッスンも開催。JAF WOMEN IN MOTORSPORT アンバサダの井原慶子氏や勝田照夫氏がプログラムを監修し、飯田裕子氏や井野まいこ氏など女性インストラクターが講師を務め、「アクティブセーフティ」「ラリースクール」「AUTOTEST」の3プログラムを6月25日、26日の2日間で延べ100名の女性ドライバーが受講した。

今回、100名を超える女性ドライバーがサーキットに集結。モータースポーツの新しい可能性を感じたイベントとなった。秋には、L1シリーズの次戦として、WOMEN IN MOTORSPORT「L1 Rally in 恵那」の開催が予定されている。

WOMEN IN MOTORSPORT DAY参加者

WOMEN IN MOTORSPORT DAY参加者

ラリースクール

ラリースクール

井原慶子と日産ドライビングレッスン参加車

井原慶子と日産ドライビングレッスン参加車

井原慶子と日産ドライビングレッスン受講者

井原慶子と日産ドライビングレッスン受講者

左からWIMアンバサダの勝田氏、飯田氏、辻田氏、蓬茨氏

左からWIMアンバサダの勝田氏、飯田氏、辻田氏、蓬茨氏

L1女性レーサー25名集結

L1女性レーサー25名集結

NCオープンクラス表彰式

NCオープンクラス表彰式

NCチャレンジクラス表彰式

NCチャレンジクラス表彰式

NDクラス表彰式

NDクラス表彰式

ヴィッツクラス表彰式

ヴィッツクラス表彰式

オートテスト

オートテスト

デミオクラス表彰台

デミオクラス表彰台